万博に向けて7万人の子どもの声を提言「未来のために協力を」

2023.4.6 08:45

キッザニアこども議員から提言書を受け取る2日本国際博覧会協会の機運醸成局担当・西貝宏伸局長(4月5日・大阪市内)

(写真3枚)

2025年に開催される『大阪・関西万博』に向けて、社会課題に取り組む産官学連携プロジェクト『こどもの輝く未来デザイン』。その発表会が4月5日、大阪府咲洲庁舎(大阪市住之江区)でおこなわれた。

同プロジェクトは、子どもの職業体験施設「キッザニア」(代表:圓谷道成)が中心となり、同施設のパートナー企業が参加。同社の圓谷社長は、子どものための豊かな未来を目指す「キッザニア」と万博の理念に親和性があるとし、「パートナー企業と協力して子どものアイデアや行動を全力で応援したい」とプロジェクトの意義をアピールした。

「キッザニア」で活動する子ども議員の馬谷采那さんが、7万人の子どものアイデアを集めたという提言書を高らかに読み上げ、社会課題に取り組み続けることを宣言。「行動を起こす子どもたちの思いを実現するために、協力してください」と締めくくり、日本国際博覧会協会の機運醸成局担当・西貝宏伸局長に手渡した。西貝局長は「子どもたちの素晴らしい提言に気が引き締まる。大人としてぜひ叶えたい」と決意を新たにした。

その後、同プログラムに協力する民間企業や大学、大阪府教育庁の代表者が登壇。「キッザニア甲子園」(兵庫県西宮市)での活動や、万博に向けた今後の取り組みなどを報告し、子どもたちの熱意に応えていた。『大阪・関西万博』は2025年4月から、大阪・夢洲(ゆめしま)で開催される。

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