愛希れいか「100年に1度くらいは、こういう娘役がいても」

2023.4.19 07:00

ミュージカル『マリー・キュリー』で主演をつとめる女優・愛希れいか

(写真7枚)

■ 「ファンの方を目にしたとき、責任を感じた」

──愛希さんは、舞台に立ちたかった頃の夢というか、当時少女だった頃の気持ちをずっと持って舞台に立ってらっしゃるイメージがあります。そしてさまざまなインタビューで愛希さんは舞台でのお仕事を「芸事」と表現されているのが印象的で。改めて愛希さんが考える芸事とはなにか、教えていただきたいです。

芸事は、自分が言葉にできないくらいの感動や衝撃を与えてくれて、生きる活力になったもの。なので、自分のなかでは特別なものですね。あと芸事には終わりがないし、1位をとれるとか結果が目に見えるものじゃないので「苦しい」「辛い」という感情もあるんですけど、後から誰かのためになっていたというのを知ったりすると、すごくうれしいです。

「あなたの舞台が見たくて」とか「明日の仕事を頑張るエネルギーになるんです」というのを言われると、やっぱりやめられないですね。

同作については「とにかく難しいと思わずに見に来ていただきたい」と、強く期待を込める

──最初は自身の好奇心から始めたものがいつしか「人のため」に舞台に立つようになったと。その意識はいつ頃から芽生え始めたんですか?

そうですね、自分が宝塚のトップスターの方の相手役にならせてもらったときですかね。そのときは正直何も分からない状態で子どもだったんですが、ファンの人からお手紙をいただいて・・・ファンクラブができたり、出待ちをしてくれて、自分の舞台を見に来てくれて・・・と、なかでもファンクラブができるなんて、自分が夢見た頃には想像もしていなかったんですよね。

もちろん自分は宝塚歌劇団のみなさんのファンではあったけれども、まさか自分にファンができるなんて思ってもいなかったんです。最初はプレッシャーを感じて押しつぶされそうになっていたのですが、「愛希れいかのファンです」とたくさんの方たちを目にしたときに、「自分には責任があるな」と感じました。

ミュージカル『マリー・キュリー』

会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪府大阪市北区茶屋町19-1)
期間:4/20(木)~4/23(日)
料金:指定席1万2500円、U-22チケット5500円

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