「思い出の花」をアートで残す、大阪に生花加工専門店が誕生

2023.4.14 17:15

希望の花を持ち込み、長期保存&インテリアにもなじみやすい加工をしてもらえる(プリザーブドフラワー加工 スプン)

(写真5枚)

記念日などにもらった思い出の花々・・・枯れてしまうのが惜しいと思ったことはないだろうか? そんな悩みを解決する専門店「プリザーブドフラワー加工 スプン」が、商業施設「ルクア イーレ」(大阪市北区)にオープンした。

生花の美しさを再現し、半永久的に楽しめる「プリザーブドフラワー」。長持ちするよう水揚げして色をぬいた後、元の状態に近い彩色や花びらなどの補修を施すことで、水や日光は不要の花が完成する。

2005年に京都で開業し、当初はギフト用商品などの販売に特化していた同店。その後、客から要望の多かったオリジナル加工にも注力したことで、年々全国からの依頼が増加中だという。代表の木下志磨子さんは「生花にはないアート要素も楽しめ、インテリアにもなじみやすいのが魅力」と話す。

多様な依頼が多いなか、お客の背景にどんなストーリーがあるのか耳を傾け、デザインを考える木下さん。コンパクトに飾りやすい1輪オーダーも可能で、花部分のみをキューブや球体ガラスに飾るデザイン(6600円~)、木製フレームに写真・言葉とともに花を飾れる「フォトボックス」(1万3200円)など、希望の輪数やアレンジを相談できる。

コロナ禍以降はプチ贅沢なホテルなどでプロポーズし、その際に花を持参するカップルが多いそうだ。そのほか、結婚式のブーケを1輪ずつ家族らにお裾分け、著名人からプレゼント企画で贈られた花の長期保存、アイドルのメンバーカラーを並べたアレンジなど、「プリザーブドフラワー」の楽しみ方は広がっているという。

注文は店舗への持ち込み・オンラインほか、LINE・電話での相談にも対応。注文後の加工期間は約3カ月ほど。店頭では動物マスコット付き、ガラスドーム入りなどの商品も販売する。場所は「ルクア イーレ」4階イセタン クローゼット、営業は朝10時30分~夜8時30分。

取材・文・写真/塩屋薫

「プリザーブドフラワー加工スプン ルクア店」

2023年4月12日オープン
場所:大阪市北区梅田3-1-3 ルクア イーレ4F イセタン クローゼット
営業:10:30~20:30(不定休)
電話:06-6147-2443

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