無印良品や万博も担当、名デザイナーの功績をたどる展覧会

2023.4.21 18:30

4月22日より、奈良県立美術館で開催される特別展「田中一光 デザインの幸福」

(写真1枚)

奈良公園すぐそばの「奈良県立美術館」(奈良県奈良市)で、グラフィックデザイナー・田中一光の特別展が4月22日より開催される。

奈良市出身の田中一光は、現・京都市立芸術大学を卒業後にデザイナーとして活躍し、洗練された商業ビジュアルやロゴデザインで一世を風靡した人物。

アートディレクターを務めた「セゾングループ」や「無印良品」のデザインは今も語り継がれる代表作で、一度は見たことがある人も多いはず。1970年開催の大阪万博の展示デザインなどの国家プロジェクトにも携わり、2002年に逝去するまで数々の賞を受賞した日本デザイン界の重鎮だ。

そんな田中の偉大な功績をポスターやグラフィックアートを中心に紹介する同展覧会。同館が所蔵する200点以上のコレクションのほか、このたび新設されるギャラリースペースには、オープン記念として親交の深かったファッションデザイナー・三宅一生とのコラボ作品も展示される。

同館の学芸員スタッフは「田中一光の作品から、デザインの楽しさや創作のエネルギーを感じて下さい」とコメント。「開館50周年記念特別展 田中一光 デザインの幸福」は6月11日まで。観覧料は一般1200円、大・高生1000円ほか、月曜休館。

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