大阪・門真のららぽ、不安の声があった渋滞への対策を聞いた

2023.4.22 07:00

「三井ショッピングパーク ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真」(2023年2月撮影)

(写真5枚)

大型商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーと門真・三井アウトレットパーク 大阪門真」(大阪府門真市)が、グランドオープン以降、初の土日を迎える。普段から交通量の多い国道と府道の狭間とあって、開業前から交通渋滞に対する不安の声があがっていたが、その対策は?

■ プレオープン時より盛況、一時120分待ちも

同施設の位置は、大阪北東部に位置する四條畷市・寝屋川市方面から大阪市内へのアクセスで利用される国道163号を北側に、大阪南北の堺市と池田市を繋ぐ府道2号大阪中央環状線を西側に面したエリア。

現状について運営母体の「三井不動産」は、「自家用車や公共交通機関、自転車、徒歩などにて多くのお客さまにご来館いただいている状況」とコメント。実際、プレオープン時には一時駐車場が120分待ちとなるほどの盛況となったが、17日のグランドオープン以降は平日ということもあり、若干の混雑はあるものの、概ねスムーズに入庫できている状況だという。

■ 公共交通機関とのキャンペーン連携なども

開業前、「三井不動産」はその対応策として、「府道大阪中央環状線に面する『門真税務署前』の丁字路を開業に合わせて十字路化、新設交差点を作ることでアクセスの向上を図り、またチケットレス駐車場を採用し、入出庫の待ち時間を削減し、開業時には、臨時の駐車場を設け、周辺道路の渋滞を緩和させる」とコメントしていた。

そのほかに公共交通機関の利用を確認すると、来館時に利用した交通系ICを館内設置の端末にタッチすると買い物券が付与されたり、「京阪マイレージPiTaPaカード」で京阪電車を利用して館内での買い物をすると「おけいはんポイント」が貯まるなど、公共交通機関とのキャンペーン連携なども実施(期間限定、条件あり)。「現在実施している施策を検証のうえ、今後の施策を検討いたします」としている。

施設北部の臨時駐車場は5月末までの土日祝日に稼働予定。また「鶴見緑地公園」(大阪市鶴見区)を臨時駐車場として使用し、5月7日までの土日祝日は施設までの無料シャトルバスを運行中。どちらも、今後は状況を鑑みて判断していくという。

2029年には大阪モノレール線の延伸事業に伴い、同施設2階に直結する新駅の開業も予定されている。最寄りの京阪電車・門真市駅からも徒歩圏内(約8分)であり、今後は更なる公共交通機関の利用促進や認知拡大が混雑緩和の鍵となるだろう。

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