鈴鹿央士「松山さんはこわかった」オフとのギャップに驚き

2023.4.28 22:00

映画『ロストケア』の舞台挨拶に登壇した俳優・鈴鹿央士(4月28日・大阪府門真市)

(写真2枚)

介護の問題をテーマにした社会派エンタテインメント映画『ロストケア』の舞台挨拶が4月28日、大阪府内でおこなわれ、俳優の松山ケンイチと鈴鹿央士らが登壇した。

連続殺人犯として逮捕された介護士(松山)と検事(長澤まさみ)の葛藤と対立を描いた本作。社会に絶望した介護士による「救い」という殺人と、法の名の下に介護士を追い詰めていく検事が、それぞれの正義をかけて向き合っていく様子を生々しく表現している。

検察事務官・椎名幸太役を演じた鈴鹿は、『第43回日本アカデミー賞』で優秀作品賞にも選出された『蜜蜂と遠雷』で新人俳優賞に輝いた注目の若手俳優のひとり。 大ヒットドラマ『silent』では、ヒロイン・川口春奈の元カレ役を演じ、大きな話題となった。

出演した作品は同世代から感想をもらうという鈴鹿。「『介護についてあまり考えたことがなかったが、この映画を観て家族と話す時間を作ろうと思いました』『映画を観たた友だちが介護の仕事がしたいって言っていました』といった声があり、 僕と同世代にも届いてうれしい。若い世代に介護への意識が芽生えたらより良い社会になると思う」と期待を込めた。

共演した長澤の印象を聞かれると、「本当にやさしくて、2人で健康について話しました。胃腸って大事だよね、冷えって体に悪いよねって」と明かした一方、松山とは撮影中ほとんど話さなかったらしく、「しゃべりかけるタイミングもなくて、ちょっと怖かったです」と告白。すかさず松山から、「やりづらかったでしょ?」と合いの手が入ると、「映画公開のタイミングで会ったときのフランクさがすごすぎて、頭がバグりましたね」と裏話を披露した。

最後に鈴鹿は、「介護についてまだ先のことと思わないでほしい。この作品が介護を考えるきっかけになればうれしい」と呼びかけた。同作品は全国で公開中。

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