「日清ドロラ王」新作は魚粉あとのせ、スープ絡む極太麺降臨

2023.5.18 21:15

5月15日発売の「日清ドロラ王 魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」

(写真4枚)

食品メーカー「日清食品」(本社:大阪市淀川区)の濃度の高いドロッとしたスープが好評の「日清ドロラ王」シリーズから、第2弾「日清ドロラ王 魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」が5月15日に発売された。豚骨魚介スープにザラザラ魚粉をあとのせ、合わせる麺はノンフライ麺。果たしてその実力や如何に・・・てことで麺ライターが実食してみた!

■ スープがしっかり絡む…カップ麺のクオリティ向上に驚き

八角形の丼容器のなかには、「日清ラ王」史上最も太いというノンフライウェーブ麺と、丸いチャーシュー。そのほか、粉末スープ、液体スープ、そして食べる直前に入れる「あとのせ魚粉」がセットになっている。

ノンフライウェーブ麺とチャーシュー、粉末スープ、液体スープ、そして食べる直前に入れる「あとのせ魚粉」がセット

調理手順に従ってチャーシューと熱湯を入れ、時間も指定の5分ジャストでオープン。粉末スープと液体スープを混ぜ(順番大事!)、麺をよくほぐしてから持ち上げると、少しウェーブがかかっていて、スープがしっかりと絡むようになっている。

「日清ラ王」史上最も太い、ガシッとコシ感のある麺。仕上がりはまるで「剛麺」と呼ばれる讃岐うどんのような踊る極太タイプだが、この食感がカップ麺で出せるとは。この技術は「ラ王」シリーズに限らず、さらなるカップ麺のクオリティ向上につながる新食感だ。関東圏の「武蔵野うどん」「富士宮焼きそば」などガシガシしながらも強いグミ感まで出せるのでは・・・麺好きには期待が高まるばかりで、無我夢中ですすってしまった。

待ち時間に関しては、もう少し長めにしても「踊る」感が出てくるはず。しなやかさを楽しみたいなら5分ちょうどがイイ。逆に剛麺感を楽しみたいなら30秒から1分ほど短めでもワシワシ噛みしめる楽しさが出てくる。もちろん好みであるが、ドロドロ感のあるベースのスープをまずは楽しんで、ザラつきさえ感じる「あとのせ魚粉」の風味の広がりをしかと味わうのも良い。

味変として魚粉を楽しみたいなら、チャーシューの上にのせておいて、食べ進むうちに徐々にスープに溶かしていくのがいい

■ 4種配合の魚粉とチャーシューで「厚み」のある味わいに

ベースのスープにも魚介風味を感じるが、やはりこの「魚粉」が決め手になる。サバ、イワシ、宗田カツオ、ムロアジと4種類の魚粉を配合。それらがスープの熱で旨みと香りを出しながら馴染んでいく。厚みある味、とはこのことだ。

厚みといえば、チャーシューの厚み・食感・味わい、かなりのリアル感が出ている。欲を言えばチャーシュー増量の「特製」バージョンなんてのも100個に1個とか「当たり」があればいいのに(あくまでも個人の妄想です)。

ドロラ王シリーズならではの粘りあるスープ。魚粉を溶けば、確かに魚粉を解けば粒感が見える。香りも味も、一気に魚介風味が強くなる

■ 韓国産唐辛子の粉やヤンニョン醤をプラスするのもオススメ

さて、さらにオレ流で楽しむなら、今回は辛さがポイントになりそうだ。辛さ控えめの韓国産唐辛子の細かい粉や、ヤンニョン醤(ジャン)などもマッチする。鶏系には山椒が合うが、豚骨魚介には柑橘系よりはパンチを加えるニンニクなどの刺激がより「リアル感」を増してくれるだろう。

スープの存在感がしっかりしている分、具に本格チャーシューや鶏胸肉の鶏ハムなどを追加しても負けないほど。ただし、スープの温度は下がってしまうので、できるだけ沸騰してすぐのお湯で調理し、具も温めておくことを推奨したい。シメには白ご飯ダイブも当然旨い。チーズ好きなら追加してリゾット風に。ヌートバーよろしくペッパーミルの用意も忘れずに。希望小売価格は398円(税別)。

取材・文・写真/曽束政昭

「日清ドロラ王 魚粉、ザラザラ、魚介豚骨」

2023年5月15日(月)発売

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