香取慎吾の個展が初来阪! GWに行ける、大阪のアート展3選

2023.5.3 07:00

2023年のゴールデンウィーク、大阪でアートを楽しもう!

(写真4枚)

2022年に「大阪中之島美術館」(大阪市北区)が開館し、ますます盛り上がりを見せる大阪の美術シーン。タレント・香取慎吾の個展が初来阪、半世紀ぶりの個展など、幅広いジャンルのアート展が開催中です。ゆったり出来る祝日こそ、美術館に足を運んでみませんか?

■『WHO AM I-SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-』(グランフロント大阪)
 香取慎吾が大阪で初の個展、大阪会場限定の新作も

色鮮やかな香取の作品、右下が大阪開催に向けての新作「Let’s 大阪」

「光と闇」といった、対極な要素を表現した作品が約200点展示される同展。前半の真っ黒な闇エリアでは、2017年の立体作品『百年のfuuu.』やコラージュ作品をはじめ、香取自身の約10年分の髪の毛で作られた大型作品『くろうさぎ』(2019年)など、ダイナミックな作品を間近で見ることができる。

続く「光」エリアでは、2022年に「自分と向き合った感じがする」と香取が話す、今回の展示名ともなった『WHO AM I』のほか、これまでの制作過程を一部映像で公開。また今回の大阪開催に向けての新作『Let’s 大阪』や『週刊文春WOMAN』の表紙となった『ソロダンス』は、関西会場が初公開となる。

入場料:一般2300円ほか 期間:6月18日まで

■『デザインに恋したアート▽アートに嫉妬したデザイン』(大阪中之島美術館)
 デザインorアートを見極めろ! 来場者参加型の展示会

各時代で社会にインパクトを与えたインテリア、絵画などを展示

「デザイン」と「アート」の境界線に迫り、約70名の作家らによる1950~2010年代までの作品やインテリアなど、約110点が勢ぞろいする展示会。奈良美智が子どもの姿を立体的に表現した木製作品のすぐ横に、SMAPのデビュー10周年記念CDアルバム(2000年)のポスターが展示されるなど、多ジャンルの作品を並列させ、各時代の名品を見くらべる新たな楽しみ方ができる。

そして、各作品付近に「アート」「デザイン」を判定するデバイスが設置されているのが最大の特徴だ。来館者は作品を鑑賞し、どちらに近いのか好みの場所まで中央にあるボタンをスライドして投票。展示最後には来館者全体の投票結果が表示されるスクリーンが用意され、自身の感性を測れるのが興味深い。

入場料:一般1600円ほか 期間:6月18日まで ※▼部分は絵文字のハート

■ 『幕末土佐の天才絵師 絵金』(あべのハルカス美術館)
 幕末から明治初期に活躍…「謎の天才絵師」の魅力に迫る

左上、高知・朝倉神社の山門型絵馬台を再現し、表と裏で屏風絵を鑑賞できる

幕末から明治初期にかけて、歌舞伎など数多くの「芝居絵」を大胆に描いた絵師・金蔵の作品が一堂に会す同展。地元・高知県では「絵金さん」の愛称で親しまれており、作品を所蔵する同県外での展覧会は、約半世紀ぶりのこと。屏風絵や墨画など約100点を通して「謎の天才絵師」の魅力を紹介する。

なかには、「高知の夏祭り」を再現した展示室も。入口には朝倉神社の夏祭りに登場する山門型の絵馬台が立ち、来館者は下を通り、表と裏の芝居絵を鑑賞できる。ほかにも、大盗賊・石川五右衛門の物語が描かれた絵馬提灯などがずらりと並び、参道を歩く気分で現地の祭りを疑似体験できそうだ。入場料:一般1600円ほか

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