裕福な造り酒屋「峰屋」の跡取り息子として生まれた主人公が植物学者として成長する連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。５月５日放送の第２５回では、万太郎の東京行きが近づき、お目付け役の竹雄がある決断をするシーンが描かれた（以下、ネタバレあり）。

万太郎（神木隆之介）の東京行きが近づいたある日、万太郎から「今までありがとう」と別れを告げられたお目付け役の竹雄（志尊淳）。突然のことに戸惑い、万太郎の祖母・タキ（松坂慶子）に相談する竹雄だが、「この先はおまんが自分で決めたらえい」と言われ、より悩みが増す。

自分の気持ちに向き合った竹雄は、万太郎の姉・綾（佐久間由衣）にずっと渡したかった櫛を手渡し、これまでの想いを伝える。そして万太郎が旅立つ日、竹雄は「わしにとって１番大変な道を選びましたき」と、東京についていくことを宣言するのだった。

竹雄の葛藤や、幼い頃から抱いていた綾への恋心の決着が描かれた今回の放送。ＳＮＳ上で「高知回の最終回、竹雄に泣いた」「竹雄回、最高に良かった」「志尊くん素敵すぎる」「志尊淳の良さが堪能できた１週間」など称賛の声が相次いでいた。

放送はＮＨＫ総合で朝８時から、ＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。５月８日放送の第２６回では、東京に到着した万太郎と竹雄が、以前出会った植物学者たちと再会する。土曜日はその週の振りかえり。

文／つちだ四郎