「和田誠展」が京都で、83年の生涯で残した作品集結

2023.5.10 07:00

『ことばのこばこ』 絵本 1995 瑞雲舎 (1981 初版 すばる書房)

(写真5枚)

イラストレーターやグラフィックデザイナーなど、多岐にわたって活躍した和田誠(1936-2019)の仕事の全貌に迫る展覧会『和田誠展』が、5月20日より「ジェイアール京都伊勢丹」(京都市下京区)にて開催される。

1936年に大阪で生まれ、多摩美術大学卒業後は広告制作プロダクション「ライトパブリシティ」に就職し、才能を開花させた和田。その後独立し、イラストレーターやグラフィックデザイナーとしてだけでなく、映画監督、エッセイスト、作詞・作曲など 幅広い分野で活躍した。

たばこ「ハイライト」のデザインや『週刊文春』の表紙イラストレーション、谷川俊太郎との絵本、星新一、丸谷才一など数多くの作家の挿絵や装丁などで知られており、『報知映画賞新人賞』『文藝春秋漫画賞』『毎日デザイン賞』など、数多くの受賞歴もある。

同展では30のトピックを軸に、83年の生涯で制作した作品を紹介する。例えば書籍や原画、『週刊文春』表紙などのイラストレーターとしての仕事、また貴重なオリジナル作品の数々や、学生時代に制作したポスター、初期に制作したアニメーションも公開される。

場所は「ジェイアール京都伊勢丹」7階の「美術館『えき』KYOTO」、期間は5月20日から6月18日まで。一般1000円ほか。

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