高知に代々続く造り酒屋の跡取り息子として生まれた主人公が、やがて植物学者となって天真爛漫に明治の世をかけぬける様を描く連続テレビ小説『らんまん』（ＮＨＫ朝ドラ）。第２８回（５月１０日放送）では、万太郎が盗まれた植物標本を燃やそうとする倉木という男性に出会う。

主人公・万太郎（神木隆之介）と相棒の竹雄（志尊淳）は、盗まれた植物標本を探し歩回って、根津にある薄暗い長屋「十徳長屋」にたどり着く。その軒先で、倉木隼人（大東駿介）という男性が植物標本を燃やそうとしていたところを、万太郎は間一髪で止める。

万太郎が「金を払うから標本を返してほしい」と交渉していると、そこへ倉木の妻・えい（成海璃子）がやってきて倉木をとがめる。その後、万太郎たちは福治（池田鉄洋）ら長屋の住人たちの誘いで夕食をご馳走になるが、そこである話を聞き･･･。

本作は、「日本の植物学の父」と称される牧野富太郎（まきのとみたろう）の人生をモデルに、移り変わる時代のなかで草花と情熱的に向き合い続けた植物学者の物語。放送は、ＮＨＫ総合で朝８時から、またＢＳプレミアム・ＢＳ４Ｋでは朝７時半からスタート。