水が抜かれた海遊館の水槽、今だけ「魚の代わり」の展示品とは

2023.5.12 18:15

「グレート・バリア・リーフ水槽」

(写真2枚)

水族館「海遊館」(大阪市港区)では5月12日より、世界最大級のサンゴ礁を再現した「グレート・バリア・リーフ水槽」を使った特別展示『サンゴショーウインドウ』がおこなわれている。

1990年の開館以来初となる「グレート・バリア・リーフ水槽」の改装に伴って企画された同展示(同水槽は2023年5月8日に閉鎖)。「サンゴ礁のかけがえの無さ・保全の大切さを感じてほしい」との思いから、魚と海水を抜いた巨大水槽を舞台に、海にやさしいファッションアイテムが並べられている。

洋服はどれも、海洋保全の貢献に取り組むファッションブランドの品々で、海洋プラスチックごみや海岸に漂着した漁網といった素材を再資源化して製品に再生したもの。展示品の一部は、ウィンドウに貼られた二次元コードから実際に購入も可能だ。

『サンゴショーウインドウ』

また、同水槽の再オープンは2024年9月の予定。リニューアル後は「サンゴの生命力」をテーマに、華やかさだけでない自然に近い表現で、より環境保全についてのメッセージを発信できる展示を目指すという。

特別展示は、14日まで。海遊館の開館時間は、月曜朝10時、火〜金朝10時半、土日朝9時半で、閉館はいずれも夜8時(最終入場夜7時)。入場料は16歳以上2700円、小中学生1400円、3歳以上700円。

海遊館

住所:大阪市港区海岸通1-1-10

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