10万人が「欲しかったやつ!」、ゴキブリ処理アイテムに反響大

2023.5.25 06:45

「バリアホーム」の商品「ゴキすぅ〜ぽん」

(写真2枚)

だんだんと暑くなってきた5月、ひょっこりと現れる害虫「ゴキブリ(以下、G)」にお困りの方も多いのでは? そんなGを掃除機でサッと処理できる画期的なアイテム「ゴキすぅ〜ぽん」を紹介するツイートが、約10.4万いいねが付くなど話題となった(5月25日現在)。

掃除機のノズルに取り付けてGを吸い込み、内部の特殊粘着剤により捕獲。その後、付属のフェルト玉を吸い、それごとゴミ箱に捨てることができるという同商品。

この仕組みに、SNSでは「これは天才」「ガチで虫触れない私には神商品」「めちゃくちゃいい! 絶対買う」など、喜びの声が多く寄せられた。そこで今回、製造・販売する大阪の工務店「バリアホーム」(大阪府堺市)の堀保代表取締役に、「ゴキすぅ〜ぽん」の開発経緯や使い方など、詳しい話を訊いた。

■「家族みんな、Gがかなり苦手でして・・・」

──苦手なGの処理が「触れずに簡単にできる」という、ありそうでなかった画期的な商品に、多くの人が感動していました。工務店である「バリアホーム」さんが、なぜこの商品を開発されたのでしょうか?

多くの方に反応してもらい、驚きました。開発したのは、私の自宅にGがよく出ることがきっかけでした。自宅の裏に食品を扱う会社があり、害虫駆除をしているのか近隣の我が家にもよく逃げてきているようで。

出るからには処理しないといけないのですが、私と妻ともにGがかなり苦手でして・・・。子どももやはり親の姿を見ているからか、Gが苦手です。なんとかスプレーなどで天へ行っていただいても、そのあと処理に困ります。そこで、コロナ禍で時間ができたこともあり、Gを触らずに処理できるものの開発に取り組みました。

──ご自身の経験がきっかけだったんですね。

そうなんです。約1年でなんとか販売までこぎつけました。

──開発で特に苦労されたのは、どういったところでしょうか?

作っていただく工場となるのが、福祉作業所や刑務所なのですが、そういった場所なので安全な素材を使うことがとても大切なんです。なので、中のフィルターや粘りの部分の液体など、かなり試行錯誤しました。

その結果、殺虫剤を使いたくない場所、特に小さいお子さんがいる家庭やペットを飼っているご家庭では特に使っていただきやすいものになったと思います。

「ゴキすぅ~ぽん」の使い方。社長自らG役に!

──SNSでは、社長自らがGになりきった説明写真も話題になりました!

社員は誰も顔出しで出演したくないそうで、社員のみんなから社長がやれと言われたので、僕がGになりました。裏でGと呼ばれているかもしれません(笑)。

──G以外にも使えるのでしょうか?

はい。蜘蛛やゲジゲジなどの害虫に使っている方もいます。匂いが発生するのであまりおすすめはできませんが、カメムシにも使えます。当社比ですが、市販の8割の掃除機には付けられますよ。

──使い方のコツはありますか?

掃除機のノズルに付けて吸い込み、サッとノズルごとゴミ袋に捨てるだけで本当に簡単です。特に天井や壁に止まっているGに使うのがおすすめです。叩こうとすると、人の方に飛んでくることがあるので!使い方を説明している動画も撮影したのでぜひチェックしてください。

「すぅ〜ぽんすぅ〜ぽん、すすすぅすぅ〜ぽん♪」が耳に残りすぎるオリジナル曲も注目の説明動画

──購入できるところを教えてください。

100円均一ショップであるダイソーやキャンドゥ、一部のセリアやフレッツなどにも置いていただいています。害虫駆除のコーナーや掃除コーナーにあることが多いです(1個110円)。ぜひ探してみてください。

取材・文/野村真帆

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