滋賀の「琵琶湖博物館」が水族展示を部分再開

2023.5.16 17:00

飼育されているビワコオオナマズ(提供:滋賀県立琵琶湖博物館)

(写真3枚)

2023年2月に大型水槽が破損した「滋賀県立琵琶湖博物館」(滋賀県草津市)が5月9日より、閉鎖していた水族展示室を部分再開。水槽で飼育していた「ビワコオオナマズ」の展示のほかに、水族飼育員による「推し」の生き物が一堂に会す特別展示をおこなっている。

「湖」をテーマにした博物館としては日本最大規模を誇り、「琵琶博(びわはく)」と呼ばれ県民から親しまれている「琵琶湖博物館」。展示内容は淡水魚を中心に多彩で、琵琶湖固有種も数多く飼育しており、2020年のリニューアルオープン後は体験型の展示を充実させてきた。

2月に大型水槽が割れてから原因調査のため閉鎖していた「水族展示室」が、約3カ月ぶりに一部を再開。日本のナマズのなかでももっとも大きいとされる「ビワコオオナマズ」の幼魚のほかに、全国の水族館ではあまり繁殖の事例がない「ズナガニゴイ」(日本と韓国に分布するコイ科の純淡水魚)などの展示をおこなっている。

また、総勢11人の水族飼育員による「推しの生き物」の紹介コーナーには、18種類の生き物がずらり。「どんこ」や「サワガニ」などにスポットを当てたコーナーがあり、水族飼育員の視点から生き物を見直すことができる。各企画は〜9月3日まで。時間は朝9時30分~夕方5時(最終入館は夕方4時)。入館料は一般800円ほか。

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