大阪の名物書店・スタンダードブックストアが閉店へ

2023.5.26 07:00

「STANDARD BOOK STORE」のロゴが目印

(写真6枚)

大阪・天王寺にある書店「スタンダードブックストア」(大阪市天王寺区)が、6月11日をもって閉店する。

大阪・アメリカ村に2006年にオープンした同書店。「本屋ですが、ベストセラーはおいてません。」をキャッチコピーに、書店員の偏愛に満ちたコーナー展開と選書に紐付いたライフスタイル雑貨の販売で若者を中心に人気を集め、併設されたカフェでは作家などを招いてのイベントなども頻繁におこなわれていた。

2019年に入居していたビルの契約終了のため閉店、その後は天王寺に場所を移して2020年にオープン。こちらでは約3年間の営業となった。 

店主・中川和彦さんは「コロナで本当に大変でしたが、楽しいこともたくさんありました。こんなご時世だからこそ、人と直接触れ合うことの大切さを再確認できました。本はまだまだ可能性があると思います。今後の詳細は白紙で一から考え直します。もちろん中心は本です。必ず復活しますので!」とコメントしている。

この発表にSNSでは、「普通の本屋さんには置いてない書籍が多くて、本の出合いの場だったんだけどな」「私の青春が終わる・・・」「ショックすぎる」と、名物書店の急な知らせに悲しみの声が相次いだ。

「スタンダードブックストア」の営業時間は朝11時半〜夜7時半まで、火曜定休。6月11日までの営業まではギャラリー展示のほか、イベントも開催予定だという。

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