上方漫才大賞はプラス・マイナス、驚き隠せず「まだまだだと」

2023.5.28 07:15

第58回 上方漫才大賞に輝いたプラス・マイナス(左から兼光タカシ、岩橋良昌)(C)カンテレ

(写真5枚)

『第58回上方漫才大賞』(カンテレ)の発表会が5月27日、「クールジャパンパークWWホール」(大阪市中央区)でおこなわれ、2003年結成のお笑いコンビ・プラス・マイナス(兼光タカシ、岩橋良昌)が大賞を受賞した。

「上方漫才大賞」は、上方演芸界で最も長い歴史を持ち、寄席、放送及びその他の舞台などで年度を通じ最も活躍した者に贈られる名誉ある賞。過去には夢路いとし・喜味こいし、横山やすし・西川きよし、そしてダウンタウンをはじめ数々の実力派漫才師が受賞している。

2012年に新人賞、21年に奨励賞を受賞、今年コンビ結成20周年のプラス・マイナスが、第58回大賞の座に。会場に登場した2人は、冒頭にツッコみの岩橋が1人で喋り続け、途中より兼光の真骨頂とも言えるモノマネを炸裂させるネタを披露した。

今回の大賞受賞に岩橋は、「いずれ(大賞を)いただけたらええなとは思っていましたけど、全然まだまだだと」と驚きを隠せない様子。互いに大阪の交野高校出身、高校時代を振りかえり、「交野の山奥でネタ合わせしてたのが、こんな賞をいただけるなんて・・・」と、よろこびを噛みしめていた。

テンダラーから花束が贈られた(C)カンテレ

そんな2人を祝福するため、先輩芸人・テンダラー(白川悟実、浜本広晃)が会場に登場。「兄さん〜!」と笑顔を見せる2人に浜本は、「こんなに人のことでうれしいの無いわってくらい、うれしいです。このコンビは色々あったんですよ! 舞台袖でのネタの反省会をずっと見てきましたし、これ(大賞)聞いたときは、報われたなぁというか」と、しみじみコメント。

その一方で、大賞の2人を前に涙が止まらない白川。「良かったです!」と声を震わせ、浜本から「3人で受賞したん?」とツッコまれていた。

最後に岩橋は、「僕たちは全国ネットの賞レースで決勝に残ったことがないんですけども、このような賞をいただけて。これからも漫才を続行するのみです!」と意気込み、お馴染みのワード「ヘミングウェーイ!」と叫び、会場を盛り上げた。

大会はカンテレで生中継され、奨励賞は吉田たち(ゆうへい、こうへい)、新人賞はカベポスター(永見大吾、浜田順平)がそれぞれ受賞した。

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