らんまん第8週振りかえり・シロツメクサ

2023.5.26 08:15

藤丸(中央、前原瑞樹)、波多野(右、前原滉)と話す万太郎(左、神木隆之介)(C)NHK

(写真5枚)

高知の裕福な造り酒屋の跡取り息子として生まれた主人公が、やがて植物学者となって草花とひたむきに向き合っていく様を描く連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。5月20日は、「シロツメクサ」と題する第8週(5月22日〜26日放送)を振りかえる。

主人公・万太郎(神木隆之介)は、意中の相手で和菓子屋「白梅堂」の娘・寿恵子(浜辺美波)にボタンの植物画を贈る。「やりたいことはやるべきだ」と万太郎に背中を押された寿恵子は、母・まつ(牧瀬里穂)に 「鹿鳴館に行ってみたい」と打ち明けるも、自身が芸者として苦労をしてきたことから強く反対されてしまう。

一方、東京大学の植物学教室に通い始めた万太郎は、教室の学生と交流を持ちたいのだが、二年生の波多野(前原滉)や藤丸(前原瑞樹)は授業や論文に追われる日々に疲弊しており、立場の違いからなかなか受け入れてもらえない。また、万太郎を快く思わない助教授や講師たち、教室に出入りする画工・野宮(亀田佳明)からもよそ者扱いを受け、孤立する。

すっかり元気をなくしてしまった万太郎は、長屋の差配人・りん(安藤玉恵)を誘い、ともに上京してきた相棒の竹雄(志尊淳)が働く西洋料理屋「薫風亭」を訪れる。そこでりんに励まされ、竹雄から喝を入れられた万太郎は気持ちを新たにする。

りん(右、安藤玉恵)を誘い、西洋料理店を訪れた万太郎(神木隆之介)(C)NHK

万太郎はまず東京の植物をもっと知ろうと考え、長屋の住人・倉木(大東駿介)に案内を頼んで早朝から植物採集へと出かけることにする。毎日泥だらけで楽しそうに植物を採集する万太郎の姿を見て、波多野と藤丸も少しずつ万太郎に興味を持ち始める。

また、画工の野宮も万太郎が描いた絵をきっかけに、万太郎と少し打ち解ける。自分が描いた絵を万太郎に見せる野宮は、以前福井で図画教師をしていたところを植物学教室の教授・田邊(要潤)に引き抜かれた過去を明かすと、「この教室では植物を愛することよりもっと大事なことがある」「逆らってはいけませんよ」と忠告を残す。そして、万太郎は波多野と藤丸からも田邊の知られざる一面を聞くのだった。

植物画を描いて寿恵子(右、浜辺美波)に見せる万太郎(左、神木隆之介)(C)NHK

その後、「白梅堂」に立ち寄った万太郎は、寿恵子から新作の和菓子を見せてもらう。それは、万太郎が描いた牡丹の画をもとに職人の文太(池内万作)が作ったものだった。嬉しくなった万太郎は、次々と植物画を描いて寿恵子に見せる。寿恵子の喜ぶ姿を見て、万太郎の心にある考えがひらめき・・・。

本作は、「日本の植物学の父」と謳われる牧野富太郎(まきのとみたろう)の人生をモデルに、激動の時代で草花と情熱的に向き合い続ける植物学者の物語。放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。土曜日はその週の振りかえり。

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