関西人は細胞で反応、「アドベンチャーワールド」の神曲たち

2023.6.20 07:15

関西人が遠足やデートで一度は訪れる、和歌⼭県⽩浜町にある「アドベンチャーワールド」(提供=アワーズ)

(写真2枚)

先日、「明るいけど泣ける曲ってあるよな」と編集部で話題に。ウルフルズの『ええねん』やWANIMAの『ともに』、ケツメイシの『友よ 〜この先もずっと・・・』などさまざまな曲が挙がるなか、あるスタッフが激推ししたのが「アドベンチャーワールドの曲」だった。

「アドベンチャーワールド」(和歌⼭県⽩浜町)とは、4頭のパンダが暮らす動物園や水族館、アトラクションが一度に楽しめる関西きっての複合型テーマパークだが、「確かに!」「天気予報でも流れてたよね」「2〜3曲好きなのある」など、CMソングが印象深いという声が続出した。

とりあえず聴いてみよう! 名曲のひとつ『Always Together』

そこで大阪府出身の友人にも聞いてみると、具体的な曲名は知らなかったものの、曲を流すと「懐かしい!」と記憶がよみがえり、幼少期の思い出を話してくれる人も。まさに関西人の細胞にすり込まれた名曲なのだ。

気になってリサーチを続けると、まずオリジナルソングの曲数の多さに驚いた。さらに、今年4月にも新曲が発表されたばかりだという。なぜ、ここまで音楽に力を入れるのか? 同パークの運営会社「アワーズ」(本社:大阪府松原市)で長年にわたりオリジナルソングの企画制作に携わってきた小山博章さんに話を訊いてみた。

■ オリジナルソングはなんと25曲以上!

──ざっと調べただけでも、相当な数のオリジナルソングがあるようなのですが、これまで何曲制作されたんでしょうか。

英語版などバージョン違いをのぞくと25曲あります。そのなかから6、7曲ぐらいがCMなどに使用されています。

──25曲も! それはかなりハイペースで制作されているのでは?

2000年を超えたあたりからパークが周年を迎えるごとに曲を作っていたこともあり、頻度が高くなりました。あとはライブをリニューアルする度に曲も一新しますし、25曲以外にもまだオリジナルソングは存在しています。なんだかんだで、最近は毎年新曲を作っているかもしれません。

──ライブごとにオリジナルソングを作るというのはかなりのこだわりっぷりですね。代表的な曲の場合、CMをきっかけに知ったという人も多いと思いますが。

CMは近畿の2府4県で2020年まで放映していました。ほとんどの来園者が近畿圏から来られているので、最も宣伝として効果的であろう近畿圏に絞ったんです。

「アドベンチャーワールド」の ジャイアントパンダ・楓浜(提供=アワーズ)

──なるほど。『Always Together』や『Shine on you~輝き続けて~』は、関西人にとってはもはや細胞レベルに刻まれているほど馴染んだ曲ですよね。

そうまで言っていただけるとうれしいです(笑)。近隣の県だと、遠足や初デートの場所として訪れることも多く、多感な時期に訪れた思い出のおかげで印象に残りやすいのかもしれません。

「アドベンチャーワールド」

住所:和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399
営業:10:00〜17:00 ※不定休
料金:大人(18歳以上)5300円、中学生・高校生4300円、幼児・小学生3300円、シニア(65歳以上)4800円

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