見た目は王道、でもスパイスカレー…観光客戻る心斎橋に新店

2023.6.3 11:00

「スパイスカレー ホット ロースカツトッピング」(1360円)

(写真6枚)

大阪・西天満の「王様のスプーン」(大阪市北区)が監修したスパイスカレー店「Shall We Spice」が5月31日、「大丸心斎橋店」(大阪市中央区)内にオープン。海外の旅行客も多い立地で、見た目は王道も一癖加えた「スパイスカレー」で勝負する。

■ 見た目は王道も…スパイスは数十種類

「スパイス=体に良い変化を」に着目し、野菜や果物をメインとしたカレーにスパイスを加え、毎日食べても胃もたれしない「体にやさしい」カレーにこだわる「王様のスプーン」。見た目が華やか現代風のスパイスカレーとは異なり、ビジュアルもどこか懐かしい王道なスタイルだ。そのためか、店の客層は意外にも高めだという。

今回の新店舗は、関西の老舗駅弁屋として知られる「まねき食品」(兵庫県姫路市)と縁あってコラボ。同社の定番メニュー「王様のカレー」と「オニオンカレー」を元に、「まねき食品」の製造環境や流通状況を加味してスパイスを調合し、本店の味を再現したカレーが振る舞われるという。

メインメニューでは、スパイスカレーが2種。「ホット」(980円)は、数十種類のスパイスを加え、スパイシーさにこだわった清涼感が楽しめる一皿で、一方の「マイルド」(980円)は、野菜や果物、牛肉の旨味が染み出し、淡路産玉ねぎの甘味と素材本来の奥深い味わいが感じられる。それぞれスパイスの種類や分量が異なっているので、全く違った味わいに。

トッピングの国産の三元豚ロースカツ(380円〜)は、西天満の店舗にはない一品。シングルとダブルから量が選択でき、がっつりランチしたい人も満腹になるボリューム感だ。そのほか生卵やチーズなども揃う。

基本のメニューは「スパイスカレー ホット」と「スパイスカレー マイルド」の2種類。お好みで三元豚ロースカツやチーズ、生卵などをトッピングできる

■ 「スパイスカレー」をもっと身近に

また、スパイスカレーと一緒にすっきり楽しんでほしいとの想いから、瓶ビールはじめ、ハイボール(ともに550円)やフルーツサワー(440円)など炭酸の効いたアルコール類がスタンバイ。「スパイスミックス」(110円)も別途販売されており、サワーに入れると10分ほどでスパイスの香りが移り、新しい味わいに。

海外の旅行客や若者も多い立地柄を武器に、「王様のスプーン」の責任者は、「国籍や性別、年齢問わずスパイスカレーをいろいろな人に知っていただき、身近に感じてもらいたい。それが皆さまの日常のちょっとした『スパイス』になればうれしい」と店名に込めた想いを語る。

場所は「大丸心斎橋店」地下2階 フードホール内。営業時間は、朝10時〜夜9時。

取材・文・写真/宮口佑香

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