大阪北部地震から5年、「地震や災害には日頃から備えを」

2023.6.16 15:30

定例会見でのフリップより「地震と大雨への備えについて」(6月15日・大阪府庁)

(写真3枚)

2018年6月18日、最大震度6弱で甚大な被害を受けた『大阪府北部地震』から5年。6月15日の定例会見で吉村洋文知事は、「地震はいつ起こるかわからない。日頃からの備えを万全にしていただきたい」と府民に呼びかけた。

地震の規模はマグニチュード6.1、朝7時58分の発生で大阪府下の死者が6人となった同地震。会見では府民に対して、いつ起こるかわからない地震と大雨に対する備えが紹介された。

まず、地震における負傷原因の約3~5割が家具類の転倒防止と説明。固定することを前提に、寝室では低い家具にしたり家具の向きを工夫、ガラスが散乱した場合に備えてスリッパを用意するなど、室内に安全スペースを確保することが「命を守る第一歩」として紹介された。

続けて、梅雨や台風による大雨への備えとして3つ。ハザードマップなどによる避難経路と避難場所の確認、最低3日分の備蓄食や非常持ち出し品の準備、災害用伝言ダイヤル(171)など災害時の安否確認方法を家族や周囲の人と決めておくことが紹介された。

吉村知事は、「いつ地震や災害が来るかわからない、この瞬間起きるかもしれませんが、備えはできる。『大きな災害が起きたとき、わが家はどうするか』というシミュレーションと備えをぜひお願いします」と話した。

取材・文・写真/岡田由佳子

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