開花まで8年かかる「巨大ユリ」、朝ドラゆかりの地で見頃に

2023.6.21 08:30

草丈は3m以上になることもある「ヒマラヤウバユリ」

(写真1枚)

「六甲高山植物園」(神戸市灘区)でまもなく、開花まで8年かかるとも言われる珍しいユリ科の植物「ヒマラヤウバユリ」が開花する見込みだ。

六甲山頂付近に位置し、世界中の高山植物をはじめとする約1500種を野生に近い状態で栽培する同園。放送中の朝ドラ「らんまん」(NHK)主人公のモデル・牧野富太郎博士とゆかりがあることでも知られる。

今回開花情報が出された「ヒマラヤウバユリ」は、ヒマラヤから中国の標高2500~3500mに自生し、草丈が3m以上にも達する巨大な球根植物。開花すると白く香りのよい花を8~15個、やや下向きに咲かせるのだが、なんと1度開花するとその球根は一生を終え、もう開花しないのだという。

さらにこのユリ、同園アドバイザーの森和男さんが「種子から開花まで8年かかり成長が遅いので、日本で栽培しているところはあまりなく、珍しいんです」と話すように開花までも困難。同園での開花初成功は2020年、今回成功すれば3回目の開花となる。現状では3株が成長しており、開花後は6月下旬まで楽しめる見込みとのこと。

営業は朝10時〜夕方5時(4時半受付終了)。料金は、中学生以上900円、4歳~小学生450円、駐車場1000円。

「六甲高山植物園」

開園:11月23日(木・祝)まで
時間:10:00~17:00(16:30受付終了)
(6月22日(木)、29日(木)、7月6日(木)、13日(木)は休園)
料金:中学生以上900円、4歳~小学生450円、駐車場1000円
場所:兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
電話:078-891-1247

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本