結婚式場を一般開放、旧桜宮公会堂の館内で優雅なビアホール

2023.7.6 21:15

ビアホール期間中は、国の重要文化財に指定される「旧桜宮公会堂」の正面玄関がライトアップされる

(写真6枚)

大阪・天満橋にある洋風建築「旧桜宮公会堂」(大阪市北区)にて、7月1日から夏季限定でビアホールが開催。普段は結婚式場として使用されている館内が夜間に一般開放され、アルコールドリンクや食事を楽しめる。

大川の河畔に佇む「旧桜ノ宮公会堂」は、1935年に「明治天皇記念館」として建てられた歴史的建築物。国の重要文化財に指定されており、隣接する大阪府最古の洋風建築である「泉布観」とともに、日本で最古の近代建築のひとつとされている。

毎年敷地内で開催されるビアガーデンは、歴史的洋館を眺めながらお酒や食事が楽しめるとあって、「雰囲気も酔えるビアガーデン」として人気のイベントだ。2022年は3年ぶりに実施され、今年は館内のバンケットを解放した「ビアホール」としての営業となる。

今回の「旧桜宮公会堂」のビアホールでは、明治時代の迎賓館を思わせる、シャンデリアや絨毯が印象的なバンケット会場が一般解放される。

ライトアップされた正面玄関に出迎えられた後は、シャンデリアが煌めくクラシカルな装飾天井や、アーチ窓が特徴的なメインダイニングへと案内される。明治初期と昭和初期の建築が融合した広々とした空間で、優雅なひとときが満喫できるという。

ドリンクはすべて飲み放題で、定番の生ビールやスパークリングワインをはじめ、ワイン(赤・白)、ハイボール、レモンサワー、ノンアルコールドリンク、ソフトドリンクほか、カクテル30種が楽しめる。

食事は、牛肉のグリルやスパイシーなスペアリブ、トルティーヤピザなどのグリルプレートを加え、バーニャカウダ、鱧(はも)のエスカベッシュ、ポテトフリット、オニオンリング、自家製ピラフなど食べ放題メニュー11種がスタンバイ。

料金は2時間制で大人6600円、未成年4400円、小学生3300円(未就学児は無料)。1日12組(70席)限定で、予約は電話またはメールにて。営業時間は18時から21時、期間は8月31日まで(不定休、水曜および婚礼日は休業)。

また、関西では結婚式場を一般解放したビアガーデンはこのほか2カ所で開催。旧逓信省別館の「芦屋モノリス」(兵庫県芦屋市)では7月8日から、市指定の景観重要建築物「姫路モノリス」(兵庫県姫路市)は8月1日から順次オープン(営業時間、料金などはそれぞれ異なる)。どちらもレンガ造りがモダンな歴史的洋館で、期間はおなじく8月31日まで。

文/たなかゆうこ

ヒストリカル ビアダイニング 2023

期間:2023年7月1日(土)〜8月31日(不定休、水曜および婚礼日は休業)
会場:旧桜宮公会堂(大阪府大阪市北区天満橋1-1-1)
営業:18:00〜21:00(2時間制)
料金:6600円(未成年4400円、小学生3300円、未就学児無料)
電話:050-5306-8500 
メール:r-smk@novarese.co.jp

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本