らんまん第14週振りかえり・ホウライシダ

2023.7.7 08:15

雨が降りしきるなか佇む万太郎(神木隆之介)(C)NHK

(写真5枚)

植物学者として、ただひたすらに愛する草花と向き合い続ける主人公とその妻の生涯を描く連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。7月9日は、「ホウライシダ」と題する第14週(7月3日〜8日放送)を振りかえる。

祖母・タキ(松坂慶子)の法要を終え、主人公・万太郎(神木隆之介)と妻・寿恵子(浜辺美波)は高知から東京へと戻ってくる。ふたりは、万太郎が上京してから暮らしてきた「十徳長屋」で新婚生活を始める。そして、万太郎が通う東京大学も新学期を迎え、植物学教室の学生の波多野(前原滉)と藤丸(前原瑞樹)は新4年生となり、さらには新たな後輩も入ってきていた。

高知で採取してきた植物標本を手に大学へと向かった万太郎は、そのなかに新種かもしれない植物があることを伝えながら植物学教室の面々に見せようとするが、突然田邊教授(要潤)に制止される。そして田邊から、今後採取してきた植物は最初に自分に見せること、そしてその標本を持って自宅に来るように命じられる。

田邊の話を聞く万太郎(右、神木隆之介)と寿恵子(浜辺美波)(C)NHK

万太郎たちの結婚祝いをしたいという田邊の提案により、万太郎は寿恵子を連れて田邊家と向かう。しかし、食事の後に大事な話があるからと、田邊の妻・聡子(中田青渚)と寿恵子は席を外すよう促される。別室で二人きりとなる寿恵子と聡子だが、寿恵子は持ち前の明るさで場を和ませ、内気な聡子も寿恵子に心を開き始める。

一方、万太郎は持ってきた植物標本を田邊に見せるが、学歴や身分のない万太郎では新種の草花の発表をすることはできないと告げられる。どうすれば植物の名付け親になれるのかと問う万太郎に、田邊は田邊専属のプラントハンターになることを提案する。しかし、田辺のために植物を探し、新種の発表は田邊がするということに納得のいかない万太郎は、その話を断るのだった。

自分の力だけでは植物の名付け親にはなれないのかと落ち込む万太郎に、寿恵子は1人で頑張らなくてもいいと明るく励ます。寿恵子の励ましで笑顔を取り戻した万太郎は、家に帰るとさっそく新種を明かすための研究に打ち込み始める。

佑一郎(右、中村蒼)から報告を受ける万太郎(中央、神木隆之介)、寿恵子(左、浜辺美波)(C)NHK

ほどなくして、万太郎たちが暮らす長屋に、かつて故郷の学問所「名教館」でともに学んだ旧友・佑一郎(中村蒼)が訪ねてくる。佑一郎は、ミシシッピ川の治水工事の技師として、アメリカに留学することになったのだという。佑一郎からの報告を受けた万太郎は、かつて恩師・蘭光(寺脇康文)と3人で仁淀川へ行った日に思いを馳せながら、触発される。

万太郎は、佑一郎に田邊とのことを相談すると、「万太郎には教授がすべてじゃないじゃろう?訪ねて行く先があるゆうことも、自分の宝じゃき」と励まされる。そして、佑一郎の言葉に元気を取り戻した万太郎はある決意をして・・・。

本作は、「日本の植物学の父」と謳われる牧野富太郎(まきのとみたろう)の人生をモデルに、激動の時代で草花と情熱的に向き合い続ける植物学者の物語。放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。土曜日はその週の振りかえり。

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