演出家・ウォーリー木下、「特別な人」と13年ぶりの伝説作を語る

舞台『素浪人ワルツ』に出演するいいむろなおき(左)と演出を手がけるウォーリー木下(右)
● 「いいむろさんがいなかったら、開会式は上手くいってなかった」(ウォーリー)
──この作品以降、パラリンピックの開会式(2021年)も含めてコラボレーションの多いお2人ですが、お互いの「ここがすごい」と思う点ってどこですか?
ウォーリー「それこそ先日、開会式の映像を見直していたんですけど、いいむろさんはパフォーマンスを(映像の)アップで抜かれても、エモーショナルなものをすごく感じました。マイムの人は、どちらかというとクールな印象がありますけど、いいむろさんはすごく熱くて、そのときどきの心の内にあるものを大事になさっている。いいむろさんがいなかったら、この開会式もあんなに上手くいってなかったんじゃないかと思うぐらいだし、すごく特別な人ですね」
いいむろ「今録音したやついただけますか?(一同笑)つらいときに反芻します。ウォーリーさんは、みんなが気づきそうで気づかないところをスッと指摘してくれる人。悩んでいるときに『根本はここだよね』ってポンと教えてくれることで、『ああ、やりたかったのはこういうことだった!』と、バッと道を広げてくれるのがすごいです。あとは人のつながりを作ることが、非常にうまい。ウォーリーさんの現場に行くと、いろんな業界のいろんな人と友達になれるのは、ウォーリーさんの人柄かな?」

ウォーリー「でも人柄って、努力ゼロじゃないですか? そこを褒められても、あまりうれしくない(笑)」
いいむろ「いやいや、でもウォーリーさんがやることに、いつも賛同したくなるのは『次になにを言ってくれるのか?』と、僕らがすごくワクワクするからだと思います。パラリンピックの開会式も『素浪人ワルツ』も、ウォーリーさんからの『こうしたら?』がなかったら、できなかったはずです」
──あの開会式に感動した人には、ぜひ観ていただきたいですよね。この2023年版で初めて『素浪人ワルツ』を観る人にむけて、見どころだと思うところを教えてください。
いいむろ「まず、映像とマイムのシンクロです。あとは客席がコの字型の三面舞台なので、お客様と舞台の境目があいまいになっているのがおもしろい。皆さんがこっち(役者)を見るように、こっちも皆さんを見ている(笑)」
ウォーリー「そうですね。お祭りみたいに、『観る』より『参加する』という雰囲気」
いいむろ「その関係性のなかで、わずか5m×5mの舞台上に物語が立ち上がっていくというのは、マジックを見ているような感じがあるんじゃないかと。音楽や映像や演者が、とても対等な関係で土俵のなかにいるという現場を、目撃してもらえたらうれしいです」
ウォーリー「その物語も、なにか夢のなかのことみたいに、答がないんですよ。その答をそれぞれが見つけるという遊び方ができるのも、楽しい点だと思います。あとは音楽のライブ、映像インスタレーション、演劇やマイムやダンスなど、いろんな体験の複合技みたいな感じの舞台なんです。だからそれらのカルチャーを好きな人が観たら『ああ、こんな世界があるんだ!』と、きっと思っていただけると信じています」

──ちなみに、主人公の小次郎のように、日頃から「やりたくないんだけど、やらなきゃいけないなあ」と思っていることってありますか?
ウォーリー「ダイエットですね。頑張ってやらなきゃとは思うんですけど、結局なにか食べちゃうという、毎日が戦いです(笑)。いいむろさんは筋トレ?」
いいむろ「いや、筋トレは楽しくやってるから(笑)。僕はマイムカンパニーを主宰していて、海外とか地方公演をやるときは、1年以上前から計画を立てて手続きをしないといけないんです。でもそれがつい面倒くさくて、先送りにしてしまう。いっつも締切ギリギリになるから、それは早めにやらなきゃなあと思っています」
◇
舞台『素浪人ワルツ2023』は、7月22・23日に「近鉄アート館」(大阪市阿倍野区)にて上演される。チケットは一般4800円、U-25(チケットぴあのみ)3800円で現在発売中。
舞台『素浪人ワルツ』
期間:2023年7月22(土)・23日(日)
会場:近鉄アート館(大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス近鉄本店 ウイング館 8F)
料金:全席指定 4800円、U-25 3800円
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