らんまん第76回・新種の発表をめぐり、一刻を争う学者たち

2023.7.16 19:15

学者同士が激しく競い合う状況に耐えられないと話す藤丸(前原瑞樹)と、波多野(前原滉)、万太郎(神木隆之介)、徳永(田中哲司)、大窪(今野浩喜)(C)NHK

(写真4枚)

裕福な造り酒屋の跡取り息子として生まれた主人公が、やがて植物学の道をひたすらに突き進む姿を描く連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。「コオロギラン」と題する第16週(7月17日〜21日放送)では、万太郎が植物学者として順風満帆の日々を送る一方で、新種発表をめぐって学者同士が激しく競い合う現状が浮き彫りになる。

主人公・万太郎(神木隆之介)が、植物学教室の講師・大窪(今野浩喜)とともに新種の植物「ヤマトグサ」を発表した前週。第76回(7月17日放送)では、図鑑を発刊したことで植物学者として世に認められた万太郎は、まさに順風満帆の日々を送っていた。

一方、田邊教授(要潤)が発表の準備をしていた「トガクシソウ」だったが、イギリス留学中の植物学者・伊藤孝光(落合モトキ)に先を越されて発表される。田邊の名を冠した学名は幻となり、失意の底に沈む田邊。

そんな新種発表をめぐって学者同士が激しく競い合う状況に、学生の藤丸(前原瑞樹)は気を病んでしまう。万太郎は、藤丸の発したある言葉が胸に刺さり・・・。

本作は、「日本の植物学の父」と謳われる牧野富太郎(まきのとみたろう)の人生をモデルに、激動の時代で草花と情熱的に向き合い続ける植物学者の物語。放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。土曜日はその週の振りかえり。

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