長寿ラジオドラマ「あ、安部礼司」、神戸初上陸でファン歓迎

2023.7.18 08:15

『神戸みなとまつり』内でおこなわれた『NISSAN あ、安部礼司~BEYOND THE AVRAGE~』イベントの様子。安倍礼司役の小林タカ鹿(中央)ら(7月16日、神戸市中央区)

(写真5枚)

今年で放送18年目を迎える長寿ラジオドラマ『NISSAN あ、安部礼司~BEYOND THE AVERAGE~』(TOKYO FM、FM大阪、KissFM KOBEほか)。7月16日、「メリケンパーク」(神戸市中央区)でおこなわれた『神戸みなとまつり』内で、4年ぶりとなるリアルイベントがおこなわれた。

■ 放送は900回超! 全国で支持される「安部礼司」

東京の神保町を舞台に、中堅企業「大日本ジェネラル」で働く「平均的」なサラリーマン・安部礼司(あべれいじ)の会社や家庭での日々をコミカルに描いてきた同番組。2006年に放送を開始して以来、安部礼司と同世代のサラリーマン層を中心に支持され、漫画化・実写ドラマ化も果たしたほどの人気を誇る。

これまで「出張」と銘打ち、北海道や福岡県など地方で生ラジオドラマを上演してきた同番組だが、2019年を最後にオンライン上でのイベントのみとなっていた。

4年ぶりのリアルイベントということもあり、会場には炎天下にもかかわらず多くのファンが集結。会場内に設置された物販ブースにも列ができるなど、番組の人気ぶりがうかがえた。

『神戸みなとまつり』内でおこなわれた『NISSAN あ、安部礼司~BEYOND THE AVRAGE~』イベントの様子。生ラジオドラマ(7月16日、神戸市中央区)

■ 生ラジオドラマでは神戸のラジオ局とのコラボも

主人公・安部礼司、妻の優、後輩社員の出向旺次郎などお馴染みのメンバーたちがマイクの前に登場すると、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。生ラジオでは初となる兵庫県での開催ということで、「阪神タイガース」「いかなごのくぎ煮」「百万ドルの六甲山の夜景」といったご当地ワードも次々と飛び出した。

さらに、神戸のラジオ局『Kiss FM KOBE』とのコラボとして、同局のサウンドクルー・松田礼那が、「大日本ジェネラル」の関西支社から研修に来た社員役として出演。安部礼司たちとの掛け合いを繰り広げる場面も。

ラストは番組の記念ソング『日曜日に会おうよ 〜Great Average Days〜』をメンバー全員で歌い上げ、ファンも声援や手拍子で応えていた。

熱気に包まれた『帰ってきた! チーム安部礼司の大出張2023 in 神戸みなとまつり』の模様は、後日Podcastにて配信予定。『NISSAN あ、安部礼司~BEYOND THE AVERAGE~』は毎週日曜・夕方5時から、TOKYO FM、FM大阪、KissFM KOBEほかJFN系列全国38局で放送中。

取材・文/つちだ四郎

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