大河「光る君へ」一条天皇役に塩野瑛久「やっと顔向けできる」

2023.7.25 12:02

大河ドラマ『光る君へ』で一条天皇 (いちじょうてんのう)を演じる塩野瑛久 (C)NHK

(写真9枚)

2024年に放送される、大石静脚本の大河ドラマ『光る君へ』(NHK)。7月25日、一条天皇役を俳優・塩野瑛久が演じると発表された。

これまで、スーパー戦隊シリーズ『獣電戦隊キョウリュウジャー』(テレビ朝日系)やドラマ『バツイチがモテるなんて聞いてません』(MBS)、『かしましめし』(テレビ東京系)、映画『HiGH&LOW THE WORST』など多くの作品に出演。2021年8月からは「LDH JAPAN」に所属し、さまざまな役を演じ分ける個性派俳優として注目を集めてきた塩野。

今回、塩野が演じる66代天皇・一条天皇は、入内した道隆の長女・定子を寵愛するが、のちに道長の長女・彰子も入内し、世継ぎをめぐる政争に巻き込まれる。理性の勝った性格の一方、文学が好きで、紫式部(吉高由里子)の源氏物語に強い興味を抱くという役どころだ。

そんな一条天皇について、塩野は「紫式部や清少納言、そして安倍晴明。誰もが知る人々が活躍した時代を築いた帝の一人でありながら、人間臭さが見え隠れする魅力的な人物。真面目で思慮深く、それでいて愛情深い。そんな一条天皇を演じられることが本当に、本当にうれしいです」と噛み締める。

今回の一条天皇はオーディションで勝ち取ったといい、「過去、何度もオーディションを受けてきましたが、満足いく結果が得られたことは少なく、自分の実力不足に幾度も落胆してきました」と振りかえり、「大河ドラマというさまざまな年代の方に愛される作品に携わることができ、やっと俳優として祖父や祖母に顔向けできる。そう思っております。自分で言うものではないと思いますが、知名度的にも抜擢いただいたと言わざるを得ません。誠意をもって向き合い、地に足つけて挑みたいと思います」とコメント。

また、平安時代の衣装を着るのは同作がはじめてだといい、「遊びや教養こそが評価の対象となった時代。いろいろな文化に触れることが出来そうでとても楽しみです。『一条天皇は笛の名手』という文献も見つけたので、その設定が出てくるのかも楽しみの一つです」と話した。ドラマ『光る君へ』は、2024年1月より放送予定。

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