「ちいかわ」が阪急電車をジャック! ファン悶絶コラボ車が運行

2023.8.4 10:00

プレス発表会に登場した、左から「ハチワレ」、「ちいかわ」、「うさぎ」

(写真10枚)

「阪急電鉄」(本社:大阪市北区)と人気キャラクター「ちいかわ」がコラボし、8月4日よりラッピング列車が阪急各線で走る。前日のプレス発表会で行われたフォトセッションでは、同社制帽と列車デザインのショルダーバッグを身につけたちいかわ、うさぎ、ハチワレが登場。灼熱のなかだったが、3体が線路沿いを縦一列に歩いて現れると、報道陣からは微笑みがこぼれた。

『ちいかわ』は、イラストレーターのナガノ氏が描くSNS発の漫画。「なんか小さくてかわいいやつ」の略称で、ちいかわと個性豊かな仲間たちが「楽しくてちょっぴり切ない」日々を送るストーリー。そのゆるかわいい様子に癒される人が続出し、最近は企業と多数コラボするほど人気を集めている。そんななか今回タッグを組むのは、京阪神を繋ぐ阪急電鉄だ。

コラボ期間中は、宝塚線を「ちいかわ号」、京都線を「うさぎ号」、そして神戸線を「ハチワレ号」が各1編成ずつ走る。各キャラクターがヘッドマークとして傑出され、同社の制服を着用したぬいぐるみが乗務員室に添乗。さらに、ドア横・通路上・さらに中吊りポスターも全てちいかわがジャック。ファン悶絶不可避のこれら車両の運行スケジュールは、同社公式サイトより随時発表されるとのこと。

車内の吊り広告もすべてちいかわに。ここでも阪急沿線の名所を楽しむキャラクターたちが見られ、デザインは全6種類

外装デザインは各号で異なり、ちいかわたちが阪急沿線にある名所を旅する様子が描かれている。「ちいかわ号」では「宝塚歌劇団」になりきるちいかわたち。「うさぎ号」では宇治抹茶を楽しむ様子や「嵐山」の竹林を人力車で旅する様子。さらに「ハチワレ号」では、神戸のランドマーク 「南京町」や「神戸ポートタワー」を訪れる姿が描かれている。

さらに、車内ステッカーのなかには各号限定のものも。「ちいかわ号」ではドアの窓に、「うさぎ号」では車両連結部の窓からキャラクターたちが顔を覗かせる。一方「ハチワレ号」では、ちいかわと仲間たちが電車に乗って旅するデザインのステッカーを天井面に貼付。いずれも複数パターンがあるため、車両が混んでいなければ車内を探検してみたくなりそうだ。

「ちいかわ号」ではちいかわの特製ヘッドマークが傑出されている

今回のコラボでは、限定キャラクターも。同社のブランドカラーに染まった「マルーンの鎧さん」は、車内随所で見つけられる。「伊丹駅(兵庫県伊丹市)」、「箕面駅(大阪府箕面市)」、「嵐山駅(京都市右京区)」でフォトスポットも設置される。期間は、2024年3月28日まで。

取材・文・写真/宮口佑香

(C)nagano / chiikawa committee   (C)Hankyu Corp.

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