意外と知らんかった、関西のコンビニで買える「ご当地商品」

2023.8.25 17:15

関西でしか買えない「コンビニ商品」

(写真10枚)

全国どこに行っても気軽に立ち寄れ、生活の一部といっても過言ではないコンビニの存在。しかし、そこにはその土地、その地方にしかない限定の「ご当地商品」があるのをご存じだろうか。観光やお土産探しの際にも、ぜひ参考にしてもらいたい。

1、 どん兵衛(日清食品)

同商品は、歴史的に東西で味の嗜好に違いがあることから、関西は「かつお」と「昆布」のダブル出汁、関東は「かつお出汁」中心の味付けとなっているという。また、薬味にも特徴があり、関西は和山椒をきかせた七味に対し、関東は赤唐辛子をきかせたものになっている。また、味の境界線は天下分かれ目の合戦で有名な「関ヶ原」だという。

どん兵衛(日清食品)

2、サンミー(YKベーキングカンパニー)

関西人に愛され50年あまり、度々メディアでも取り上げられるご当地パン。漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場した際は、サンミーが全国区展開ではないことを知った関西人読者たちを騒然とさせた。ケーキ生地をかぶせたパン生地に、クリームをサンドしたデニッシュパンで、線描きチョコが目印。

「サンミー」(YKベーキングカンパニー)

3、鉄板仕上げ!お好み焼き(セブン-イレブン)

関西といえば粉もん・・・チルドコーナーもお忘れなく! 鉄板で1枚1枚焼き上げたという本格派の一品。国産キャベツがたっぷり使用されており、ソースとの相性も抜群。大阪のソウルフードがコンビニで買えるとは驚きだ。

「鉄板仕上げ!お好み焼き(豚玉)」(セブン-イレブン)

4、ぼんち揚(ぼんち)

一時は、キャンペーン文言で「97%の関西人が『ぼんち揚を食べたことがない人は人生半分損してるで』と回答」とのアンケート結果を使用していた同菓子。ちなみに、大阪のソウルスナックと銘打つその商品名は、大阪出身の作家・山崎豊子氏の小説に由来する。西のぼんち揚・東の歌舞伎揚と並べられることもしばしば。

「ぼんち揚」(ぼんち)

5、おにぎり(セブン-イレブン)

ありふれた「おにぎり」だけに、意外と知られていない事実。同社のおにぎりに使用される「海苔」は、地域の嗜好性や食文化に合わせるため、主に東日本では「焼き海苔」、西日本では「味付け海苔」を使用しているのだそう。

「おにぎり」(セブン-イレブン)

6、徳島県産すだちのぶっかけ三輪そうめん(セブン-イレブン)

奈良県桜井市を中心とした三輪地方で生産されている「三輪素麺」と、全国シェアほぼ100%を占めるという徳島県を代表する果実「すだち」が、一体となった商品。暑い夏にのど越しが最高。

「徳島県産すだちのぶっかけ三輪そうめん」(セブン-イレブン)

7、牛肉の旨味感じる 肉吸い(ファミリーマート)

「肉吸い」とは、肉のお吸い物の意。大阪・難波にあるうどん屋「千とせ(ちとせ)」が発祥と言われ、 かつお出汁や昆布出汁に、薄切りの牛肉や、ねぎ、豆腐などを合わせたもの。関西・中国・四国地方のみの販売。

「牛肉の旨味感じる 肉吸い」(ファミリーマート)

8、ポテトチップス 関西だししょうゆ(カルビー)

SNSでも「関西だししょうゆうま過ぎ・・・関西住んだら確実太る」「あれは最強のご当地ポテチ」などと称賛される一品。販売地域は、中部地方の一部と、近畿に限られる。かつおの風味と昆布の旨味を効かせた関西風の出汁が、ポテトチップスをより味わい深いものにしている。

「ポテトチップス 関西だししょうゆ」(カルビー)

このほか、2017年に全国での販売を終了し関西地域以西のみの取り扱いとなった「カール」(明治)などもあり。意外と多いコンビニで買えるご当地商品をチェックしてみて。

文・写真/高岡奈津古

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