高杉真宙、舞台が好きという「ダメ出しをもらうのも幸せなこと」

2023.9.19 20:00

舞台『ロミオとジュリエット』でロミオ役を務める俳優の高杉真宙

(写真4枚)

● 「ずっと『人見知りなんで』と言い訳をしていた」

──「人見知りやめようキャンペーン」はなかなかいい言葉ですが、もしかして個人事務所を設立したのがきっかけでしたか?

いや、その前からですね。僕はずっと「人見知りなんで」と言い訳をして、スタジオの休憩時間とかでも、別に人と喋らなくてもいいと思っていたんです。でも20代半ばになったときに「そういうのはどうなんだろう?」と思いはじめて。それで自分から喋ろうと決めて、今はだいぶ楽しくお喋りができるようになっています。

──人見知りの悩みを抱える人は多いと思いますが、なにかコツはあるんですか?

なんでもいいから話しかけることです。「今日は暑いですね」とかベタですけど、きっかけなんてなんでもいいんです。相手が集中しているとか、タイミングの問題はありますけど、基本的に話しかけられて悪い気持ちになることって、ほとんど無いと思うんで。「人見知りやめようキャンペーン」はオススメです(笑)。

かつては人とのコミュニケーションを「人見知りだから」と逃げていたという高杉

──そういう意味では『ゴチになります!』(NTV)の出演は、トークスキルを伸ばす絶好の機会だったのでは。

だいぶ鍛えられましたね。別にトークがおもしろくできるようになったわけじゃないんですけど、怖くはなくなりました。吹っ切れるというやつですかね? 自分が考えていることをもっと上手く言語化するようになりたいと思いましたし、人生経験としてはかなり大きなものになったと思います。

──今回の舞台のアフタートークも期待しています。では最後に、本作の意気込みを。

戯曲を読んで伝えたいことって、人によって違ってくると思うんですが、『ロミオとジュリエット』の台詞って、その気持ちをすごく後押ししてくれるような気がするんです。だから読む人が変われば、見つけ出した答えも大きく変わっていくと思うし、そうなったときに演じる役の「個」というのも、自然と変わっていくはず。魅力的なロミオを精一杯作り上げたいと思うので、楽しみにしてほしいです。

舞台『ロミオとジュリエット』は高杉のほか、藤野涼子、矢部昌暉、新原泰佑、三浦獠太、佐伯大地などが出演。演出は井上尊晶がつとめる。9月の東京公演を経て、大阪は9月29日~10月1日に「森ノ宮ピロティホール」(大阪市中央区)で上演。チケットは一般1万1000円ほか現在発売中。

舞台『ロミオとジュリエット』

期間:2023年9月30日(土)・10月1日(日)
会場:森ノ宮ピロティホール(大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5)
料金:一般1万1000円、学生5500円※22歳以下

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本