「昭和の須磨」イメージ刷新なるか、ビーチ沿いに米発レストラン

2023.9.2 11:30

9月1日「須磨海浜公園」(神戸市須磨区)にオープンした「レッドロブスター」

(写真13枚)

かつて地元では「ヤンチャ」「若者が集うところ」といったイメージのあった、兵庫・須磨エリア(神戸市須磨区)。現在は、そのイメージを刷新するリゾート開発が進められており、9月1日には一部エリアがオープン。アメリカ発のシーフードレストラン「レッドロブスター」も誕生した。

■「須磨には、こういうレストランがなかった」

同店はアメリカ発の海鮮レストランで、店名にもある通り「ロブスター」が名物の店。店頭には大きな水槽があり、注文するとそのなかなから生きたロブスターを捕獲、調理するというライブ感が最大の魅力。国内には21店舗あるものの、ビーチからたった10秒という立地は同店でも初めてなんだとか(ちなみに兵庫へは初出店)。

オーダーしたロブスターは、調理前の生きている姿も見せてくれる(神戸市須磨区)

看板メニューの豪快な「ライブロブスター スチーム」(レギュラー7689円〜)や「ライブロブスター ウニソース」(レギュラー8019円)をはじめ、ロブスターを使ったパスタにピザ、また「オイスター」(1ピース539円〜)など、メニューも豊富に揃っているため、複数人でシェアをして楽しみたいところ。

ロブスターの最後の仕上げは客席でしてくれるため、スマホを構えて写真撮影も(神戸市須磨区)

ブランドマネージャーの益岡さんは、「『まるで海辺に来たかのような』という雰囲気は特徴でもありましたが、ここまで近いのは初めてです。そんなロケーションに合わせ、店内デザインはブルーを貴重にし、散歩をされる方も多いので、テラス席はペットを同伴可にしました。また2階には自由に使っていただけるテラス席を設けています」と、同店舗ならではの工夫を語る。

そして「工事中、前を通りかかる方々には『この辺にはこういうレストランがなかったからいいね』『オープンしたら絶対来るね〜』という言葉もお寄せいただいていました」と、地元民からの反応もあったと明かす。

「ライブロブスター ウニソース(ミディアム1万1319円/神戸市須磨区)

■ 来年の6月に完成する「新リゾートエリア」

同店の位置はJR三ノ宮駅から電車で約20分、兵庫のなかでも指折りの「遊び場」として知られる「須磨海浜公園」だが、「治安の悪さ」に対するイメージは以前から根強く、神戸市が事前におこなったアンケート※でも約3割の人が「どちらかといえば悪い」と回答していた。

「須磨海浜公園」(神戸市須磨区)から見たビーチの様子

だが同エリアには今回、そんなイメージとは180度異なるレストラン「レッドロブスター」を筆頭に、「ムラサキスポーツ」や「スターバックス」といったショップもオープン。2024年6月には、水族館「神戸須磨シーワールド」やホテルなどを含んだリゾート&レジャーエリアとして生まれ変わる。

そんな同エリアに対して、SNSには「こんな須磨見たことない」「昭和の須磨はどこに」「みんな須磨にくるんやで!すごくいい雰囲気、リゾートだわ・・・」「生まれ変わってしまうのか、もう幼い頃の思い出の地は次々と変わっていくんだな」「新しい水族館やホテルは来年開業みたいなので人気スポットになりそう」などと、変わりゆく姿に関心のコメントが寄せられている。

「レッドロブスター」の営業時間は昼11時〜夜10時(ラストオーダーは夜9時)。

※「須磨海岸について」の意見募集を目的に、2021年に神戸市のネットモニター約4500人に向けておこなわれたアンケート

レッドロブスター須磨海浜公園店

住所:神戸市須磨区須磨浦通 1-1-2
営業:11:00〜22:00(LO21:00)
電話:078-742-9834

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