京都の寺×電子音楽イベントが20周年、五感で夏の余韻味わう

2023.9.7 16:00

「法然院方丈」での『electronic evening 「電子音楽の夕べ」』過去開催の様子

(写真7枚)

普段は非公開の京都の寺院「法然院方丈」(京都市左京区)で、お茶と電子音楽を楽しむイベント『electronic evening 2023 電子音楽の夕べ』が9月16日に開催される。

これまでも、寺院やお茶席、温泉といった日本独自の場で電子音楽を楽しむという非日常的なイベントをおこなってきた、電子音楽レーベルの「涼音堂茶舗」が主催。2003年に初開催され、当時はその斬新さで話題となった。

20周年となる今年、「方丈」でのライブは武田真彦+今西紅雪(箏)の電子音楽と伝統楽器のセッション、いろのみによるピアノとエレクトロニクス、そして四倉由公彦による郷土芸能と電子音楽の複合形態などがおこなわれ、映像は京都在住の映像作家・Sagal Patel、菊池士英らが担当。

音楽に浸りながら眺めることができる庭園は、京都を拠点に活動する音響・映像ユニットのOTOGRAPHによる新作空間インスタレーションで彩られるという。

下鴨の「宝泉」が担当した御菓子

そのほか、新進気鋭の茶人・中山福太朗氏が振る舞う「宇治茶の通圓」の御抹茶や、下鴨の和菓子店「宝泉堂」(京都市左京区)による電子音楽をイメージしたオリジナル御菓子も登場。またお香ブランド「lisn(リスン)」が、玄関、お茶席、北書院、方丈とエリアごとに香りをコーディネートし、まさしく五感で楽しむイベントとなっている。

例年8月末に開催されていたが、今年は猛暑を避け、9月中頃の開催に。「涼音堂茶舗」の星憲一朗さんは、「夏の余韻を味わうをテーマのひとつとしています。庭園から聞こえてくる秋の虫たちの声など、普段聞こえていたはずの季節の音の感覚を、味覚、触覚、聴覚、そして香りで体験してほしい」とコメントしている。

料金は御茶席付で5000円。Peatixで発売中。

『electronic evening 2023「電子音楽の夕べ」』

日時:2023年9月16日(土)・18:00〜20:30
会場:京都 善気山 法然院方丈(京都市左京区鹿ヶ谷)
料金:御茶席付5000円

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■音楽
武田真彦+今西紅雪(箏)
いろのみ
四倉由公彦

映像/インスタレーション
OTOGRAPH
Sagar Patel
菊池士英

■御茶席
中山福太朗

映像/音響インスタレーション:武田真彦+SPEKTRA
御菓子:宝泉堂
御抹茶:通圓

香り:LISN
協力:α-station
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