大阪駅前に世界最大級の「巨大公園」、24年9月に開園決定

2023.9.26 06:45

うめきた公園・サウスパークの様子。「グランフロント大阪」や「ルクア大阪」など、周辺施設との連結も(2023年9月25日撮影)

(写真8枚)

現在開発が進んでいる、JR大阪駅前の「グラングリーン大阪(うめきた2期地区開発プロジェクト)」。9月25日、「うめきた公園」の一部と「北街区賃貸棟」が2024年9月に先行オープンすることが発表された。

ターミナル駅と直結する都市型公園としては、世界でも最大級規模となる「うめきた公園」。どちらも「みどり」がコンセプトのひとつだが、北公園は紅葉や滝・池の水景が楽しめるより自然豊かなエリア、南公園はイベントやグルメ、アートが楽しめる都市型エリアに分かれるという。

今回オープンが発表されたのは、同エリアの「顔」となる芝生広場・イベントスペースを含む南公園をはじめ、北公園の一部と、ホテルや商業施設が入る北街区賃貸棟だ。また、両公園を結ぶ歩行者デッキ「ひらめきの道」も建設中。約400mの長さとなっており、移動しながら上空から公園の景色を眺められるという。

さらに、大阪駅と隣接する南公園内には「ゲートランタン」という施設が設置され、同施設や「ひらめきの道」を経由し、大阪駅や商業施設「ルクアイーレ」から公園内へとアクセスが可能に。将来的には「梅田スカイビル」とも繋がる予定だといい、周辺エリアとのアクセスがよりスムーズになることが見込める。

うめきた公園完成予想図(提供:グラングリーン大阪開発事業者)

グラングリーン大阪の室長・神林祐一氏によると工事は順調に進んでいるといい、「公園内の建物については、8~9割ほどは完成している。まだ開発中のエリアもあるが、来年の先行オープンでは公園全体の約7割をお見せできるのでは」とコメントしている。北公園の一部(スカイビルに続く地下道付近)は、2027年春頃に完成予定。

取材・文・写真/つちだ四郎

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