らんまんにも登場した「希少植物」、神戸・六甲山で見頃に

2023.9.29 08:30

見頃を迎えた「キイジョウロウホトトギス」

(写真1枚)

9月29日に最終回を迎えた朝ドラ『らんまん』(NHK)。その主人公のモデルとなった植物学者・牧野富太郎博士が発見した希少な植物「キイジョウロウホトトギス」が9月中旬、「六甲高山植物園」(神戸市灘区)で見頃を迎えている。

「キイジョウロウホトトギス」は和歌山県の紀伊半島南部にのみ自生するユリ科の植物。牧野博士が23歳のときに高知県の「横倉山」で発見した「ジョウロウホトトギス」の仲間で、黄色い花を鈴なり咲かせる姿が「上臈(じょうろう=宮中に奉仕する貴婦人)」に似ていることから名付けられた。いずれも環境省より「絶滅危惧2類」に指定されている。

同園には約200株の「キイジョウロウホトトギス」が優雅に咲き誇っている姿を観測できるという。10月中旬ごろまで楽しめるとのこと。

ちなみに「ジョウロウホトトギス」は朝ドラ第3週のタイトルにもなったため、ファンには馴染み深い花。物語では主人公の万太郎(神木隆之介)が「ジョウロウホトトギス」を見つけ、ドイツのマキシモヴィッチ博士によって名前がつけられる場面まで描かれている。

そのほか、第21週のタイトルにもなった「ノジギク」(寿恵子が菊比べでプレゼンした花)は兵庫県の県花。同園の公式Xアカウントは「開花調整をし、一カ月早く開花! 西入口前にて展示していますのでぜひご覧下さい」と投稿している。

開園時間は朝10時〜夕方5時(受付終了は夕方4時30分)。入園料は大人900円ほか。2023年の開園期間は11月23日まで。

「六甲高山植物園」

期間:〜2023年11月23日(木)
時間:10:00〜17:00(16:30受付終了)※8月11日(金)〜15日(火)は9:00開園
住所:神戸市灘区六甲山町一ヶ谷1-32
料金:中学生以上900円、4歳~小学生450円

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