滝音&エルフ荒川も驚愕、映画「ゆとりですがなにか」の魔力 [PR]

2023.10.12 07:00

映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』について語った滝音とエルフ・荒川(中央)

(写真13枚)

◆「クドカン、まじヤバい!」(荒川)

秋定「俺、警察官が『不倫は犯罪じゃないから』ってツッコむ場面も好きやったな。たった一言、シーンとしては一瞬やけど、奥深いメッセージ性を感じるというか」

さすけ「あっきーはあのセリフが、クドカンがいちばん伝えたかったことやと?」

秋定「ちがう、ちがう。数あるうちの、ひとつとしてやん」

荒川「なんか分かります。こう、真っ直ぐ打ってくるんじゃなくて、脇腹にボディ打ってくるみたいな感じでしょ?」

「奥深いメッセージ性を感じる」という滝音の秋定遼太郎(右)とさすけ

秋定「そうそう。ギリギリどつかれたんか、どつかれてへんのか分からんくらいの感じで。分かる人には刺さるメッセージというか。だから気持ちいいねん。鈍感な人にはスルーできるギリギリの刺し方してる」

さすけ「これ、刺さったらおもろいよな。普段、不倫とかSNSで叩いている人が、ハッとなる可能性あるもんな」

秋定「そうそう。真正面から『不倫は犯罪ではありません』って言うと、なに言うてんねんって反応になると思うけど、ああいうツッコミの入れ方はめちゃくちゃ上手い」

左から、山路一豊(松坂桃李)、坂間正和(岡田将生)、道上まりぶ(柳楽優弥) ©2023「ゆとりですがなにか」製作委員会

荒川「今ってちょっと失敗したら、職を失うかもしれへん時代じゃないですか。芸能人の炎上とかね。自分なりにですけど、めちゃくちゃ神経使ってたんですよ。芸人を好きな人ばかりがSNSを見てるわけじゃないし、言い方ひとつで捉え方変わってしまうかもしれん、しかも文字やし」

さすけ「そやな。今はそれで干される可能性もあるからな」

荒川「だから、めちゃくちゃしんどかったんです。でも、この映画は世間でいうところのダメなこともちゃんと描きながら、みんな完璧じゃないよって。なんていうか、そのままでいいやんって言ってくれてるような気がして、すごく楽になった」

映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』を見て、「すごく楽になった」とエルフ荒川

秋定「クドカンさんて、感情のブレンドの仕方がうまいよな。怒りながらも、ちょっとだけおもろいのを入れてくる。坂間家の嫁・みどりさん(青木さやか)が盗撮されたことにキレながらも、次からちょっとメイクが濃くなるという(笑)」

荒川「お母さんも、遺影の前でシックスパック買いましたって報告したりして。めちゃくちゃ今の時代の話じゃないですか。普通、ネタ入れすぎたら話が薄くなったり、なに観てるのか分からんくなったりしますけど、完璧に進んでいくというのが衝撃的でした」

坂間正和(岡田将生)&茜(安藤サクラ)ら、坂間家ファミリー ©2023「ゆとりですがなにか」製作委員会

秋定「トレンド全部入れてるよな。それだけ盛り込みつつ、なおかつおもろいって。やっぱクドカンやなと」

さすけ「たしかに、ミステリ映画とかで、どんでん返しがあったりするやんか。でも、この『ゆとりですがなにか』は伏線の数がギネス級やと思うわ」

荒川「マジおもろい! これが『クドカンワールド』っていうんですか? クドカン、まじヤバい!」

→次頁「全員、それでいいやんって」

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