間寛平発案の「吉本新喜劇まつり」、ベテラン勢のアドリブ光る

2023.10.9 12:00

『吉本新喜劇まつり2023~選ばれし30名の座員たち~』劇中カット

(写真9枚)

「吉本新喜劇」の人気座員25名らによる舞台『吉本新喜劇まつり2023』が10月8日、「なんばグランド花月」(大阪市中央区、通称:NGK)でおこなわれた。チケットは即完、老若男女が集った満員のNGKは大盛り上がりとなった。

「吉本新喜劇座員総選挙2023」で選ばれし25名と、じゃんけん選抜で選ばれた5名の計30名による一夜限りの同公演。総選挙1位の座長・アキをはじめ、すっちーや山田花子 、島田珠代 、辻本茂雄といったベテラン勢、人気急上昇中の千葉公平といった豪華な面々が揃い、「花月旅館」を舞台に、後半にいくにつれ意外な人間関係が明らかになっていく一筋縄ではいかないストーリーに。

途中にセリフを噛み倒す座員に「緊張してんの?」と辻本がツッコミを入れ、すっちー×吉田裕の座長コンビによる「乳首ドリル」に珠代の「パンティーテックス!」など、新喜劇の真骨頂であるアドリブ&ギャグ満載で、終始会場からは拍手と笑い声が飛び交っていた。

終演後の会見で、間寛平GMは「昨日の夜に稽古しただけで、どうなるかと心配やったけど・・・みんな立派やね。うまいこと芝居が進んでよかった」と笑顔。同席したすっちーは、「普段がみんながこんなに集まることがないので、結構ぐちゃぐちゃになりましたね。それぞれ仕掛けて、その場でできたノリに乗ったり。それがすごく楽しかった」と、舞台を振りかえった。

総選挙で2位、今注目の座員である千葉は「新座長が2人決まってから(※)、初めて4座長が揃う舞台。各班出させてもらったことがあるんですけども、一堂に会してのアドリブとかをみて、素敵だなと思いました。新喜劇の温かい部分が伝わったイベントだったのではないかと」とコメント。

(※)2023年5月にアキ、吉田の2人が新座長に。現在の座長は2人のほか、すっちーと酒井藍の計4名。

吉本総選挙で2連覇中のアキは、「すっちーのキャラと僕がやってきたキャラ、ずっとやりたいなと思っていたことを初めて、この機会にやらしていただこうと。自分のなかでとても新鮮で、色々ありましたが一歩進めたので、意味のある祭りになりました。今後も盛り上がる企画をつくっていきたいです」と意気込んだ。

公演後の会見より左から千葉公平、間寛平、すっちー、アキ(10月8日・大阪市内)

『吉本新喜劇まつり2023~選ばれし30名の座員たち~』は、吉本興業のチケットサイト(FANY)にてオンラインチケット発売中。

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本