阪急電鉄11年ぶりに新型車両導入、初の座席指定サービスも

2023.10.16 07:00

新型特急車両2300系の外観イメージ

(写真4枚)

関西の私鉄「阪急電鉄」(本社:大阪市北区)は、京都線、神戸線、宝塚線に新型車両を導入し、2024年夏から順次運用を開始すると発表。車両のモデルチェンジがおこなわれるのは、2013年以来11年ぶりとなる。

京都線の新型特急車両として「2300系」を、また神戸・宝塚線の新型通勤車両として「2000系」をそれぞれ新造。マルーンカラーの車体、木目調の化粧板、ゴールデンオリーブ色の座席など、伝統ある「阪急電車」のイメージを継承しつつ、前面の窓ガラスに曲線を取り入れて「疾走感」を醸し出したデザインに変更される。

また車内では、先頭車両の車いすスペースを拡大し、吊り手の高さを下げ、吊革の色を色覚の多様性にも配慮したものに変更するなど、バリアフリー設備を充実。

加えて、省エネルギー性能・静音性に優れたインバータ式空調装置や空気清浄機を同社で初めて採用するほか、防犯カメラの設置や握り棒を増設するなど、より安心かつ快適な車内空間を目指すという。

なお、京都線の特急車両「2300系」では、大阪寄から4両目に同社初の座席指定サービスが導入予定で、詳細は後日発表される。

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