再婚同士の熟年夫婦、コロナ禍に脳梗塞で倒れた夫…愛を再確認

2023.10.14 07:00

10月15日放送の『新婚さんいらっしゃい!』より(C)ABCテレビ

(写真3枚)

長寿番組『新婚さんいらっしゃい!』(ABCテレビ)の10月15日放送回に、お互い再婚同士の熟年新婚カップルが登場する。

青森生まれで津軽弁をこよなく愛す夫は、土木職人として全国を飛び回っていた。一方の妻は広島出身で、現在はドローンスクールや保育園などを営む、やり手経営者だ。

出会いは15年前、妻が実家の家業である温泉を手伝っていたときのこと。「チカチカ光るネオンが気になった」と語る夫は、温泉のインパクト大な看板に引き寄せられ、閉館30分前にやってきた。だが当時の彼は、オカッパ金髪の作業着姿、おまけに歯も2本抜けていたといい、妻は「夫の方がよっぽどインパクトが強かった」と明かす。

そのとき、妻に一目惚れをしたという夫。顔を覚えてもらおうと以後2週間、必死に温泉に通い詰める作戦に。当然そんな必要もなく、初日から夫を一目で覚えた妻だったが、初めて耳にする津軽弁を話す彼に興味を抱いていったという。

その後夫は、温泉で働く妻の同僚から彼女の誕生日を聞き出すと、サプライズでプレゼントを渡し、その勢いで、島根の温泉に「日帰りデート」へ。車を運転して向かう道中では、夫からの「めんけぇな、めんけぇな(かわいいな、かわいいな)」という怒涛のアプローチに、妻も段々とドキドキ・・・。

さらに、温泉あがりの夫のオールバック姿には、「勝新太郎に似てる!」と不意打ちのキュン。極めつけは帰り際、唐突なほっぺへのチューとともに「へばな!(さよなら!)」と颯爽と立ち去る夫の姿に、「こんなの久しぶり!」と妻は大興奮。ほどなくして夫から電話で告白があり、めでたく付き合うこととなった。

いざ交際が始まり、数えきれないほどプロポーズを受けていたものの、2人の娘がいた妻は、名字が変わることにためらいがあり、長らく事実婚で過ごしていた。そんな事態が急変したのは3年前。山口県へ出稼ぎ仕事に行っていた夫が、突然真っすぐに歩けないほどの体調不良に襲われたことがキッカケだった。

夫は何とか自力で病院にいくと、なんと脳梗塞の診断。急遽入院することが決まったという。翌日、妻が車を飛ばして駆けつけると、主治医からは「場所が悪く、何があっても驚かないで」と告げられてしまい・・・。

さらに、妻にとって悲劇だったのは、何とか顔を見たいと病院側にお願いするも、コロナ感染の対策上、家族以外は会えないという現実。初めて「内縁」であることの壁に直面し失意の妻だったが、病院側の計らいで夫と繋いでもらったテレビ電話で切り出したのは、「還暦まで頑張って生きて、結婚しよう」という愛の告白だった。

コロナ禍と病をともに乗り越えた2人を繋ぐ深い愛の物語の模様は、10月15日・昼12時55分より放送される。

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