京都で「ときめきトゥナイト展」、真壁くんから夢の壁ドンも

2023.10.17 07:15

展示風景。ヒロインの蘭世はモテモテだったので、パネルの中央に立って記念撮影し、2人の男の子に言い寄られる蘭世気分を味わう来場者が多い(C)池野恋/集英社

(写真11枚)

「京都髙島屋」(京都市下京区)では、漫画家・池野恋による連載40周年を記念した『ときめきトゥナイト展』が10月30日まで開催中。連日20代〜50代の女性が世代を超え、「トキメキ」を求めて集まっている。

1982年に少女向け漫画雑誌「りぼん」(集英社刊)で連載が始まった同作は、バンパイアの父と狼女の母を持つ、明るく前向きな魔界人の女の子・江藤蘭世(えとうランゼ)が人間として育った(実は魔界の王子)クールな男の子・真壁 俊(まかべしゅん)に恋するラブコメディ。一世を風靡し、アニメ作品にもなった。

「蘭世編」が完結後、蘭世の弟である鈴世(リンぜ)のガールフレンド・なるみに主人公が交代した「なるみ編」、蘭世と俊の娘・愛良(あいら)が活躍する「愛良編」と続いた3部作で、世代を超え、日本中の乙女が夢中になった少女漫画の金字塔だ。

さらに、2021年からは、女性向け漫画雑誌「クッキー」(集英社刊)にて、アラフォー蘭世が主人公の『ときめきトゥナイト それから』が連載中で、息の長い作品として知られている。

同展は、蘭世ら歴代ヒロイン達が「記憶の扉」の不思議な力に導かれて時をさかのぼり、「ときめき」を追体験するコンセプト。そのため、300点以上の原画とともに、来場者がヒロインになりきって、愛しの真壁くんらと様々な名シーンを体験できる内容になっている。

■ まさかの壁ドン!?オリジナルグッズで真壁くんに包まれて

蘭世になりきって、愛しの真壁くんからに壁ドンしてもらえるフォトスポット(C)池野恋/集英社

会場内には、ぶっきらぼうで口下手な真壁くんが壁ドンしてくれる、胸キュンなフォトスポットが登場。さらに、作中の一番逢いたい人のもとにテレポートできる不思議な池「想いヶ池」もあり、作品内に登場するあなたの運命の男性キャラから、愛の告白を受けることもできる。

壁に貼られた来場者のメッセージは「真壁くんと結婚できますように」、「あの頃の真壁くんに恋していた」など、熱い想いが込められたものばかり。なかには、小学生女子による「マカベくん いつまでもすてきでいてね」といった内容もあり、真壁くんがいかに彼女たちの心に「ときめき」を与えてきたイケメンであるかがお分かりだろう。

同展のオリジナルグッズも秀逸で、1カ月間(31日間)毎日違う真壁くんに出会える「毎日真壁くんカレンダー」やバックに「真壁俊▽命」と書かれた、もはやアイドルの追っかけが着るかのような真壁くん推しTシャツも。極めつけは、蘭世がクリスマスに真壁くんからプレゼントされた「星型ペンダント」もある(※グッズ会場のみの入場は不可)。

そのほか、懐かしい「りぼん」のふろくが展示されており、ふろくのデザインを使用したオリジナルグッズも。髙島屋京都店の広報・森祐輔さんは、「世代を超えて愛される作品。17日に開業の『京都高島屋S.C.』で、今後、作品と同じように幅広い世代に向けたコンテンツを提供していきます」と力を込めた。

同展は、京都髙島屋7階グランドホールにて10月30日まで。動画以外の作品撮影OKでSNS掲載も可。時間は朝10時〜夕方6時(最終日は夕方4時まで、ともに1時間後に閉場)。料金は一般1200円ほか。

※▽はハート表記

取材・文・写真/いずみゆか

ときめきトゥナイト展

期間:2023年10月11日(水)→10月30日(月)
時間:10:00時〜18:00(19:00閉場)
※ 最終日10月30日(月)は16:00まで(17:00閉場)
休館日:会期中なし
料金:一般1200円、大学・高校生1000円、中学生以下入場無料

  • LINE
  • お気に入り

関連記事関連記事

あなたにオススメあなたにオススメ

コラボPR

合わせて読みたい合わせて読みたい

関連記事関連記事

コラム

ピックアップ

エルマガジン社の本