サントリー山崎蒸留所が刷新、レア体験付きの1万円ツアーも

2023.10.14 17:00

新しくなった『山崎蒸留所ものづくりツアー』で入室できる蒸留棟(10月11日・大阪府三島郡)

(写真6枚)

ウイスキーづくりを始めて2023年で100周年を迎えたサントリー。その原点となる地・山崎にある「サントリー山崎蒸留所」(大阪府三島郡)がリニューアルされ、11月1日よりオープンする。

1899年に鳥井信治郎氏が創業した「サントリー」(当時 鳥井商店)。「誰もやっていないことを成し遂げたい」と1923年に「山崎蒸留所」の建設に着手し、1929年に本格国産ウイスキー「白札」を発売、1937年には「角瓶」が誕生し、同社は国内のウイスキー文化を支えてきた。

同蒸留所で、そんな同社の歴史やウイスキーづくりの工程を学べるスペースが刷新。無料(要予約)で入館できる「山崎ウイスキー館」では展示内容が変わり、蒸留所内を見学できる有料ツアーも新しい体験が加わった。

『山崎蒸留所ものづくりツアー』は、参加費3000円・80分のツアーと1万円・120分のツアー・プレステージの2種類。どちらも仕込室や発酵室、蒸留室、貯蔵庫といった製造工程を見学でき、最後は希少なウイスキー原酒(構成原酒)などのテイスティングを体験できる。

1万円の『山崎蒸留所ものづくりツアー・プレステージ』では発酵室へ入室しその香りを体験(10月11日・大阪府三島郡)
1万円の『山崎蒸留所ものづくりツアー・プレステージ』では発酵室へ入室しその香りを体験(10月11日・大阪府三島郡)

今回初めて設定された1万円のツアー・プレステージには、このツアーでしか立ち寄れない後熟庫などの製造エリア見学やテイスティング用のゲストルームが追加。さらにテイスティングでは、現在入手困難で高騰している山崎12年をストレートや水割りで飲み比べができる。

同社ウイスキー事業の秋山伸之部長は、「山崎12年の希望小売価格が1万円(税抜)。そのボトル1本の価格と、ここで実際にものづくりを感じていただくことに同じ価値をつけられるようなツアーにしたい」と話す。

同蒸留所への入館やツアーは要予約で、2カ月前から公式サイトで受付(ツアーは抽選制)。11月分はすでに受付を終了しており、12月分は11月に受付予定。

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