改修中のポートタワーが特別に公開、神戸のモダン建築を見学

2023.11.9 16:30

「神戸ポートタワー」(神戸市中央区)

(写真6枚)

神戸市中央区を中心とした歴史ある建築物を見学できる『神戸モダン建築祭』が、11月24日から26日まで開催。普段は立ち入れない建物や非公開のエリアが約30件公開される。

明治時代の開港以来、輸入港として発展してきた神戸は、西洋の文化が街に浸透し、モダン都市としての基礎を築いてきた。「東洋一美しい」と讃えられた「旧居留地」や、日本と外国の文化が入り混じった異国情緒溢れる「北野異人館」など、数々の歴史ある建築物が神戸には立ち並んでいる。

今回のイベントでは、来春のリニューアルオープンに向け工事中の「神戸ポートタワー」1階部分を特別に公開。形状から「鉄塔の美女」と呼ばれる世界初のパイプ構造の建築物で、改修中の様子を見学できる唯一の機会だ。

また、昭和14年に建てられた現役のオフィスビル「神港ビルヂング」も公開。大理石や人造石を重厚に用いながら、装飾を省き素材感を際立たせたアールデコの傑作建築で、公開される1階部分と地下食堂は美しいタイル張りも見どころだ。

見学の際には、建築物の見方を熱く語る専門家によるオーディオガイドや、所有者や専門家によるガイドツアーも実施。期間は11月24~26日で、3日間有効なチケットは、オンライン決済2000円、セブンイレブン店頭2500円(特別ツアーは別料金)。特別ツアーや事前申し込みなど、詳細は公式サイトにて。

『神戸モダン建築祭』

期間:2023年11月24日(金)〜26日(日)
会場:神戸市内(北野・山手エリア、三宮・元町・港湾エリア、その他)
料金:オンライン決済2000円、セブンイレブン店頭2500円

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