今もっとも勢いのある舞台俳優・三浦宏規「仕事は芸事です」

2023.12.28 08:30

フレンチロックミュージカル『赤と黒』で主演を務める三浦宏規

(写真11枚)

■ ずばり『赤と黒』の見どころは?

そして話題は、最新出演作の『赤と黒』へ。12月27日までの東京公演を経て、大阪では2024年1月3〜9日に上演される。フレンチロックミュージカルと題された本作は、19世紀初頭のフランスを舞台に、聖職者にのし上がりたいと野望を抱く少年・ジュリアンを中心に、下層階級の市民とブルジョアが入り交じった混沌とした世界が描かれる。

本作ではジュリアン(三浦)が言い放つ最後の台詞も見どころとなっており、「どんな行き着きかたをしたかで変わってくる、毎回変わっても良いんじゃないかな」と三浦

今回三浦が演じるジュリアンを、自身では「大人っぽい色気を持っているのかな、と勝手なイメージを持っていたんですけど、そうじゃないっぽい。子犬みたいな感じ」と分析する。「ただ自分のなかに燃える野心とか、憎しみとかはすごく持っているのだけれど、『彼は大人なの?』っと聞かれると、すごく子ども」だとも。

フレンチロックミュージカル『赤と黒』より(写真/岡千里)

「内容としては凄く人間関係や感情が複雑にもつれ合ったお話なのですが、フレンチロックという音楽の魔法でエネルギッシュに見せている。音楽の力が合わさることで、そんな世界に生きる人を俯瞰で見られるんですよね。そしてあえて俯瞰で見ることで、よりその社会の現状、今の社会を考えられるんじゃないかな」と、最後は同作の見どころを熱い眼差しで語る。

三浦が挑む初のフレンチロックミュージカル、大阪公演は2024年1月3日に開幕する

フレンチロックミュージカル『赤と黒』は2024年1月3〜9日に「梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ」(大阪市北区)にて上演。キャストには三浦のほか、夢咲ねね、田村芽実、東山光明、川口竜也、東山義久、駒田一などが出演。チケットは1万3500円、現在発売中。

フレンチロックミュージカル『赤と黒』

期間:2024年1月3日(水)〜1月9日(火)
会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪市北区茶屋町19-1)
料金:13,500円(全席指定)

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