廃業寸前だった「神戸の銭湯」を復活、若き女性番頭に迫る

2023.12.16 06:30

神戸の銭湯を引き継ぎ運営する松田悠さん(C)ABCテレビ

(写真4枚)

「夢」をキーワードに人生の輝く瞬間を浮き彫りにするドキュメント番組『LIFE 〜夢のカタチ〜』(ABCテレビ)。12月16日放送回では、廃業寸前だった神戸の銭湯を引き継ぎ運営する、若き番頭に迫る。

昭和の雰囲気が今も残る、神戸市兵庫区湊川の「東山商店街」の一角にある「湊河湯」は、1949年創業のレトロな銭湯。店主が亡くなったことで休業していた「湊河湯」を、廃業する銭湯を引き継ぐ事業をおこなう「ゆとなみ社」が継承、メンバーの松田さんが新しい店主となり、2023年8月に復活させた。

リニューアルした「湊河湯」は、番台を取り払い、新たにロビーを設け、バーカウンターを設置。新たな客も増え、ビールや商店街で人気のお惣菜など、お酒やおつまみが楽しめる憩いの場になっている。

松田さんの仕事は朝9時にスタート。掃除や開店準備を終えると窯場へ向かい、カメラのレンズが一瞬で曇るほどの高温多湿のなか、お湯を沸かす作業を開始する。時代を経た古い窯は手順が多く大変な作業だが、仕事終わりには最後の客となり、「湊河湯」を楽しんでいるという。

大阪の泉大津市で生まれ育った松田さんが「湊河湯」と出会ったのは大学時代。「東山商店街」の活気とおもしろさに魅せられ、夢中になっていたときに存在を知り、その後はさまざまな仕事を経て、これまでの経験を「湊河湯」の運営に活かしている。銭湯復活に奮闘する松田さんに密着する模様は、12月16日・昼11時より放送される(関西ローカル)。

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