アジカン伊地知&フジファブ金澤、京都でオリジナル七味作り

2023.12.21 12:00

オリジナルの七味を調合する伊地知潔(左)、金澤ダイスケ(12月上旬・京都市内)

(写真9枚)

バンド界きっての料理好きとして知られるASIAN KUNG-FU GENERATIONのドラマー・伊地知潔とフジファブリックのキーボード・金澤ダイスケが12月上旬、京都の七味屋「七味六兵衛」(京都市上京区)を訪問。オリジナルの七味を調合した。

料理YouTubeチャンネルを持ち、料理研究家としての一面も持つ伊地知と、同じく料理の知識が深く、伊地知と共著でレシピ本を出したこともある金澤によるプロジェクト、FM802料理部『ROCK&DISH』。今回、年末の音楽フェス『RADIO CRAZY』で販売する限定グッズとして、オリジナルの七味を作ることに。

2022年秋に始動し、これまで伊地知がオリジナルの「カレー粉」「ホットチリソース」を開発。毎回2種類作り、最終的に金澤が選んだものがグッズ化されていたが、今回は満を持して金澤も参加することとなった。

京都の七味屋「七味六兵衛」(京都市上京区)

■ テーマは「こんな七味、食べたことない」!?

今回訪れたのは、昭和30年より一子相伝で七味を製造している京都の名店「七味六兵衛」。同店の「七味唐がらし」は厳選した7つの素材を、昔ながらの割合でひとつひとつすり鉢で調合している。好みに合わせて調合してくれるカスタムブレンドサービス(要問い合わせ、オンラインでも可能)もあり、利用者から好評だという。

「七味の調合がどういうバランスなのかわからない」という2人に、3代目店主で代表取締役の浅田昌裕さんが、唐辛子、山椒、青のり、胡麻、麻の実、紫蘇、陳皮の7つの素材の特徴について、そして唐辛子と山椒の種類と分量で香りと風味が決まることなどを説明。量りを使わず感覚で調合するという浅田さんの匠の技に、2人は「すごすぎる」「伝統芸ですね」と驚いていた。

慎重に調合する金澤(右)と伊地知(12月上旬・京都市内)

そんな浅田さんに見守られながら調合スタート。伊地知は「こんな七味、食べたことない! というようなの作りたいね」と言いながらも慎重に素材を選び、辛いものが苦手な金澤はカプサイシンで汗が止まらないなか、赤みが強い調合に挑戦。

調合した七味をお出汁に入れて味見する伊地知(左)、金澤(12月上旬・京都市内)

その後、調合した七味をお出汁に少し入れて味見。「香りが全然違う!」「おいしいけど、何が足りないんだろう」「山椒をもうちょっと多くしてみよう」など相談しながら、伊地知調合のものをベースに、山椒が効いたオリジナル七味が完成した。

調合を初体験し、金澤は「意外と思ったようにいかないなって。脇役でありながらも料理に重要な七味を作ることができて、非常に楽しかったです」とコメント。伊地知は「量りを使わないんだってことにまず驚いて、味わってみて、今まで食べてたものって七味じゃなかったなって思いましたね」と、完成した七味に満足した様子だった。

完成した特製七味唐がらし(12月上旬・京都市内)

今回2人が作った特製七味唐がらしは、12月27日〜29日に「インテックス大阪」(大阪市住之江区)でおこなわれる『FM802 RADIO CRAZY』の会場で販売される。

■ FM802料理部のイベントも多数

またFM802料理部として、27日・29日は「ふるまい餅の部」と題してそれぞれ真壁刀義選手、高橋ヒロム選手がゲスト参戦し、餅つき&トークイベントを開催(伊地知&金澤の出演はなし)。28日は料理部が今年1年お世話になったゲストを迎えて「忘年会の部」を実施。 伊地知&金澤による実演調理、棚橋弘至選手による餅つきなど盛りだくさんの内容となるという。

そのほか、今回の特製七味唐がらしも合うという、料理部考案レシピのふるまい(各日50食)もおこなわれる。優先観覧エリアの申し込みは12月24日まで。

『FM802 RADIO CRAZY』

日程:2023年12月27日(水)・28日(木)・29日(金)
会場:インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)

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