吉本新喜劇が65周年、間寛平が抱負語る「座員も社員も…」

2024.1.10 18:15

新年の抱負を語る間寛平GM(1月10日・大阪市中央区)

(写真2枚)

「吉本新喜劇」の2024年最初の月例記者会見が1月10日、「吉本興業大阪本社」(大阪市中央区)で開かれ、間寛平ゼネラルマネージャー(GM)と吉田裕・すっちー・酒井藍・アキの4座長が出席。2023年12月に亡くなった坂田利夫との思い出を語った。

今年の抱負について、寛平GMは掛け軸に「動く」と墨書、「今年は座員も社員も動いてもらわなあかん」と、新喜劇65周年を迎える今年は、全員が活動的であるよう周囲に求めた。

座長たちもそれぞれに抱負を書いた。3月1日に「なんばグランド花月」(大阪市中央区)でおこなう『吉本新喜劇記念日2024』は、すっちーを中心に舞台を組み立てる。2023年は、寛平自身の当たり役『あっちこっち丁稚』を再演したが、後進に道を譲った形だ。

■ 坂田利夫の最期を明かす「枕元で…」

その『あっちこっち丁稚』などで共演歴も長かった坂田利夫が、2023年12月に亡くなった際には寛平が看取った。「枕元で『兄さん、頑張れ』と声をかけ続けた。大きな声で『アーメーマー!』と叫んだら生きかえった」。「アメマ」のおかげでその後亡くなるまで3日間、命をつないだと、冗談を交えながら尊敬する先輩の最期を明かした。

すっちーは、「いつも開幕前は『さあ、アホみたいな顔して行くで』と声をかけていた」と振りかえり、酒井藍は「私も、あんな温かい気持ち、やさしい気持ちになれる芸人になりたい」と懐かしんだ。

取材・写真・文/小根盛古

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