大丸梅田に「キャラクター店」新たに、春節で百貨店にも動き

2024.2.10 07:30

2月9日、5階に「ジャパンポップカルチャー」が3ショップ入店した「大丸梅田店」

(写真8枚)

百貨店「大丸梅田店」(大阪市北区)に2月9日、「ジャパンポップカルチャー」として3店舗が新たに出店。梅田で唯一「ニンテンドーショップ」や「ポケモンセンター」が入店する同百貨店が、昨今人気の「キャラクター」需要に対応する。

2010年「百貨店なのに・・・」を掲げ、今まで百貨店で取り扱いがなかった「ポケモンセンターオーサカ」といった大型のキャラクターショップが13階にオープンし注目を集めた同百貨店。2022年には同階に「Nintendo OSAKA」や「カプコンストアオーサカ」が加わり、ジャパンポップカルチャーが楽しめるフロアとなっている。

2023年暦年の訪日外国人の旅行消費額は、過去最高を更新(観光庁データ)。2025年の『大阪・関西万博』の開催も予定され、関西でのインバウンドマーケットもさらに拡大が期待されている。日本のポップカルチャーの人気は、国内外問わず拡大傾向にあり、特にアニメ、キャラクターは世界での評価が高い。

オープン後ものの3分ほどでこの状況となった「仮面ライダーストア」

同百貨店でも2023年後半の免税売上は拡大傾向(2019年比4.8増)にあり、特に中国客の割合が高く、2024年1月は免税売上全体の6割を占めるほど。ラグジュアリーや化粧品だけでなく13階フロアの売上げも好調で、免税手続きカウンターがある5階には、人気のサンリオショップやドラッグストアなどもあり、訪日外国人の利用者が増加している。

2月10日からの春節に向けてさらに中国客は増え、韓国の旧正月(ソルナル)に向けて韓国客も増えると見込まれているこの時期、「仮面ライダーストアOSAKA」「クレヨンしんちゃんシネマパレードツアー」「mofusand もふもふストア出張所」が5階フロアに新たに入店。同フロアのリニューアルは、「キャラクターの聖地」としての国内外客の認知拡大を目的としているという。

「クレヨンしんちゃんシネマパレードツアー」の売れ筋商品、ブラインド商品のピンバッジ(左)。ラバーストラップも人気だそう

「クレヨンしんちゃんシネマパレードツアー」は過去30作品の映画に関連したグッズなどを約700点スタンバイ。海外、特にアジア圏から人気が高いそうだ。「仮面ライダーストアOSAKA」はオープン直後にファンが殺到し、10分足らずで300枚の整理券が配り終わるという事態に。こちらでは歴代ライダーのアイテムを600点以上用意する。

フロア担当の中西さんは「SNSでは『神フロア』とのお声もいただいています。国内外、年齢、男女問わず、幅広いお客さまに楽しんでもらいたい」と意気込む。「大丸梅田店」13階の営業時間は朝10時から夜8時まで。

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