大阪の新シンボル・なんば広場、「コメディ」にあふれる3日間

2024.2.7 12:15

『ワラウオオサカ』の舞台となる「なんば広場」

(写真3枚)

大阪府と大阪市の実行委員会が共同で、大阪を盛り上げる『大阪国際文化芸術プロジェクト』の一環として、『ワラウオオサカ』が2月9日より3日間、難波エリアで開催される。同イベントのプロデューサーであるNONSTYLE・石田明が同月7日、会見をおこなった。

2023年に『ワラウナンバ』として、ストリートでプロレスの試合、「味園ユニバース」「イエスシアター」などの施設を使った企画などをおこなっていたイベントがバージョンアップ。インバウンド観光客の増加を受け、また2025年開催の『大阪・関西万博』に向け、大阪の「笑い」を国内外に発信することを目的としている。

今年は、2023年秋にオープンした「大阪髙島屋」前の「なんば広場」も開催地にプラスされる。大阪市の横山英幸市長が「大阪の新たなシンボルになるように」と期待を寄せるスポットで、整備されるまでは、中央にタクシープールを挟み、自動車が相互に通行する空間だったが、現在は全6000平米にも及ぶ空間が歩行者天国となっている。ここでは3日間、海外・国内のパフォーマーたちによるジャグリングなどの大道芸や曲芸が楽しめる。

『ワラウオオサカ』のプロデューサーを務めるNONSTYLEの石田。「海外から見て、日本人って真面目なイメージがあると思うんですが、おもしろいねんぞっていうことを発信していきたい」

会見で石田は「フラッと立ち寄って、難波の街で遊べるイベント」と説明。「なんば広場ではショーが観られたりキッチンカーが出店していたり、屋台ゾーンがあったり・・・。こんなんタダで見られて良いの?って、『そんなつもりじゃなかったのに楽しめる』というものにしたい」と意気込む。

今回のイベントに対し「なんば広場のストリートコンテンツが肝になる」とし、「なんば広場のような開けた場所をステージにしてイベントができる、こういった形で街を活気付けられたら良いなと思っています。将来的に場所の範囲を決めて権利をゲットできて、決まった期間は自由に使えるということも・・・。海外にも道路にマークが付いていたりしますから。あそこまで開けているので、そういう風になっていくといいな」と展望を語った。

そのほか、今年も「イエスナンバ広場」前の特設リングステージで「大阪プロレス」の試合の開催、石田が軸となっておこなうコントライブ(イエスシアター)、「味園ユニバース」ではドラァグクイーンによるパフォーマンスなど、多彩な企画がおこなわれる。

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