1番を「いっちゃん」に、水上恒司がこだわった大阪弁セリフ

2024.2.16 17:00

第80回より。羽鳥(草彅剛)が見守るなか、愛助(水上恒司)と話すスズ子(C)NHK

(写真1枚)

連続テレビ小説『ブギウギ』(NHK朝ドラ)でヒロイン・スズ子の恋人・村山愛助役を演じた水上恒司が2月16日、朝の情報番組『あさイチ』のプレミアムトークに登場。大阪弁に苦戦したことを明かした。

水上が演じた愛助は、関西きっての演芸会社・村山興行の御曹司でスズ子の恋人という役どころ。ひょんなことからスズ子と恋に落ちるが、以前発病した結核の症状が悪化し、第85回(2月1日放送)で2人の間に生まれた娘・愛子と対面することなく亡くなった。

福岡県出身でありながら、大阪生まれの愛助を演じた水上。『あさイチ』では水上のクランクアップ時の映像も流れ、「一番苦しめられたのは大阪弁かなって」と語る場面もあった。現場では大阪ことば指導の一木美貴子からレクチャーを受けたといい、水上は「いまだに分からないです。毎週月曜日、2時間くらい一木さんにチェックしてもらう時間をいただいたんですが、それでも苦戦しました」と、当時の苦労を語った。

https://twitter.com/asadora_bk_nhk/status/1758377946606190739

さらに水上と一木がこだわったセリフとして、戦争が終わりスズ子が歌手活動を再開した際、スズ子の熱烈なファンでもある愛助が熱弁する場面で発せられた「いっちゃん」が紹介された。台本では「一番」だったというが、「いっちゃん」にすることで、普段は落ち着いた言葉遣いの愛助が、スズ子の前ではタガが外れてしまう様子を表現したという。

放送を受け、SNSでは「愛助、ちゃんと大阪弁ネイティブみたいに聴こえてましたえ」「台詞の一番をいっちゃん、に変えることで感情をのせたのか」「こういう制作エピソード大好きだわ」といった反響が寄せられていた。

文/つちだ四郎

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