山﨑賢人、京都・仁和寺に登壇「パワー、エネルギーがすごい」

2024.2.19 19:30

撮影をおこなった世界遺産「仁和寺」でのイベントに登壇した俳優・山﨑賢人(2月19日・京都市内)

(写真3枚)

安倍晴明生誕1100年を記念し、原作・夢枕獏の全面協力のもとに映画化された『陰陽師0(ゼロ)』。そのキックオフイベントが2月19日、世界遺産「仁和寺」(京都市右京区)でおこなわれ、主演の山﨑賢人をはじめ、染谷将太、奈緒、佐藤嗣麻子監督が登壇した。

山﨑は「お世話になった仁和寺でイベントができて、とてもうれしいです」と挨拶し、「昔から残っていて、世界遺産となる場所はパワー、エネルギーがすごいと思うので、そのような場所で晴明を演じたことで、エネルギーが満ち溢れる映像となりました。金堂のなかも研ぎ澄まされた空間で、静寂に包まれていました。完成した作品にも映し出されているので注目してほしいです」と、普段は非公開の国宝「仁和寺金堂」での貴重な撮影を振りかえった。

本作の舞台は、都を守る陰陽師の学校であり省庁「陰陽寮」が政治の中心だった平安時代。天才的な才能をもちながらも、陰陽師にまったく興味がない若き安倍晴明(山﨑)は、貴族・源博雅(染谷)に頼まれた徽子女王(奈緒)を襲う怪奇現象の真相を追うことに。しかし、ある学生の変死をきっかけに平安京をも巻き込む陰謀と呪いが動き出すという壮大な呪術エンタテインメント作品となっている。

左から、奈緒、山﨑賢人、染谷将太、佐藤嗣麻子監督(2月19日・京都市内)

山﨑が演じた若き安倍晴明について、染谷が「かっこよさのなかに繊細さがあった。安倍晴明もひとりの人間なんだなと思いました。それにすごく感動しました」と賞賛すると、奈緒も「完全無欠にみえるが、実は弱い部分があって、それを乗り越えた人なんだなと思いました。作品を見ることで安倍晴明という人物を心から愛することができました」と絶賛。山﨑も「とても恰好良かったと客観的に見て思いました。若き安倍晴明、博雅との関係性を監督と染谷くんと3人で作っていくことが非常に楽しかったです」と語った。

また、予告編の火龍と水龍の激突や舞いのアクションも話題となったが、山﨑は当時を振りかえりながら「圧倒的なスケールでした。晴明の人間離れした動きを表現するために、重力を感じさせないアクションに挑戦しました。アクション監督である園村さんが(フィギュアスケーターの)羽生結弦さんの演技を見て着想を得たとおっしゃっていました」と、新体験アクションの裏側を明らかにした。

同映画は4月19日公開。山﨑、染谷、奈緒のほか、安藤政信、村上虹郎、板垣李光人、國村隼、北村一輝、小林薫といった豪華俳優が名を連ねる。主題歌はバンプオブチキンの『邂逅』。

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