関西の賞レース「ytv漫才新人賞」、王者は謎多き4年目の新鋭

2024.3.3 17:30

『第13回ytv漫才新人賞決定戦』で優勝を果たした空前メテオ(茶屋、大門正尚)

(写真3枚)

若手漫才師たちの登竜門『ytv漫才新人賞決定戦』(読売テレビ)が3月3日におこなわれ、芸歴4年目の空前メテオ(茶屋、大門正尚)が第13代目の王者に。メディア出演経験も少ない謎多きコンビが下克上を果たし、優勝賞金100万円を手にした。

歴代王者には銀シャリ、霜降り明星、ダブルヒガシ、カベポスターなど、名だたる芸人が揃う同大会。芸歴10年目以下が対象となり、今年は芸歴4年目から10年目と幅広い関西の実力派が7組が集うなか、最終決戦に進んだのは芸歴4年目2組という波乱の展開に。

最終決戦では、「結婚式は茶番式」という独自視点でたたみかけたぐろう、「猫派か犬派か」との説明をぶっ飛んだ発想で観客に語りかけ続けた空前メテオ。結果は空前メテオが5人の審査員から3票を獲得し、悲願の優勝を果たした。

2019年に結成、2022年6月に「よしもと漫才劇場」に所属してから、約2年。審査員のフットボールアワー・岩尾望は、「一見ぶっとんだことをいってるけど、入りが自然で(ネタに)入りやすい。茶屋くんに目がいきそうだけど、大門くんの加減もしっかりしている」と絶賛していた。

最後にハイヒール・リンゴは「引き分けはないんかな、というくらい。フレッシュっていう意味では本当に良い大会だった」とコメント。パンクブーブー・佐藤哲夫は、「まだ芸歴4年目、これからが楽しみです」とエールを送った。

【決勝進出コンビ】ぐろう、ハイツ友の会、ドーナツ・ピーナツ、空前メテオ、バッテリィズ、ぎょうぶ、たくろう

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